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この写真の湯呑み茶碗は日本製で、茶葉は「福建茶」だそうです。淹れて飲んだ街は、ニューヨークで、飲んだのは私の長女です。彼女は、こちらに来た時に、自分で買った「桂茶」が気に入って、好きなのです。このお茶の産地の福建省の武夷山は、昔、皇帝に献上した「岩茶yancha」で有名で、知人のお爺さんから、一万元もする物を、私は頂いたことがあります。飲めずに、どこかにしまってあります。そのお爺ちゃんは、亡くなられたのですが、人民軍の高級軍人でした。

また、高倉健が主演した映画「単騎千里を走る」を監督をした、張芸謀が演出した野外劇の「红袍honpao」でも有名です。やはり中華文化における「茶」は、中国のみなさんとは切っても切れない関係がありそうです。昨日、来客があって、『コーヒー、紅茶、中国茶、日本茶、何がいいですか?』とお聞きしましたら、『日本茶!』とのことで、取って置きの「菊川茶/深蒸し」を入れて上げました。「緑色」のお茶は初めてだそうで、不思議な顔をされて飲んでいました。

日中文化交流になるでしょうか。帰りしなに、『アリガトウ!』と言っておられました。その四人のうちの一人のご婦人は、来週、「クルーズ船」で、日本旅行に行くそうです。そろそろ、日本茶が欲しくなる秋が来そうです。団子か大福かカリントウ、やっぱり「金鍔(きんつば) 」があったら最高なのですが、ちょっと無理かな。

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好い顔

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「日本の星」では、ちょっと大げさで辞退されてしまうでしょうか。では、「大分の星」では、どうでしょうか。いっそのこと「日出町の星」か「七十代の星」が好いかも知れません。家業の魚屋をやめて、年金生活をしながら、軽自動車を駆って、全国を飛び回って、被災地で、"ボランティア活動"を続けてこられたのが、この写真で有名になった大畠春夫さんです。

車に、食料や寝袋を積んで、自給でボランティアを、もう二十五年もされているそうです。今回も、山口県周防大島で、行方不明になった2才の幼児を、救出された方です。実に、《好い顔》をしてますね。年齢なりに、男には、生きてきた様に、滲み出るような表情や「顔」があるのです。捻り鉢巻きが格好好いですね。年齢からすると、私の長兄と同じで、日支事変の最中にお生まれなのでしょう。

登山が好きなのだそうです。退職後を、こうやって、社会貢献しながら生きておられる姿は、まさに「同世代の星」に違いありません。無名の元魚屋の《春ちゃん》に拍手と喝采を送ります。きっと、右の手でしたことを、左の手に知らせたくない様な生き方をしてきておいででしょうから、賞賛は受けられないかも知れませんね。

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日本の教育

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中国メディア・東方網は8日、「日本の4つの『変態的』な部分とする記事を掲載した。

 記事は、「それぞれの国にはそれぞれの方式や特徴がある。ただ、相対的に見て、日本の児童教育は実に細かいところまでしっかりやっており、われわれが注目し、参考にするに値する点が多い」としたうえで、そのポイントとなる点を4つ挙げて説明している。

 1つめは、あらゆる事柄に網羅されている「礼儀の教育」だ。記事は「日本の幼稚園では、登園した園児がまず自分で靴を履き替える。自分の荷物を自分でロッカーに入れる。そして、先生の伴奏のもとで『先生おはようございます、みなさんおはようございます』といった内容の歌を歌い、互いにお辞儀しながらあいさつする」と紹介。日本の幼稚園における最も大きな教育目標は「子どもが笑って過ごせること、そして感謝を言えること」であるとし、幼稚園生活の細かい部分1つ1つに、子どもに対する礼儀の教育の要素が隠されていると説明した。

 2つめは、「自立の教育」である。他人に迷惑を掛けないというが日本の教育における重要なテーマであり、子どもは小さいころから他人に頼らず身の回りのことを自分でやることが求められるとした。そして、先日のサッカーワールドカップで日本のサポーターが試合後のスタンドを清掃して称賛されたこと、日本代表がロッカーをきれいに片付けて感謝のメッセージを残していったことを挙げ、「これこそ小さいころからの、小さいことからコツコツ積み上げてきた習慣のパワーなのである」と解説している。

 3つめは、全員参加で、「協力し合う教育」だ。小学校では子どもたちが当番制で自ら給食を取りに行き、配膳を行うと紹介。また、配膳だけでなく、食器をきれいに片付けて給食室まで持って行く作業も分担して行われるとした。さらには、学校では決まった時間に清掃が行われ、これも子どもたちが様々な持ち場を分担してみんなで教室をはじめとする学校内をきれいにすると伝えた。

 そして最後の4つめは、「チャレンジする教育」を挙げている。「子どもたちにチャレンジさせ、失敗を通じて成功への道を一歩ずつ進ませる。典型的なのは、スポーツ関連の活動だ。子どもたちの努力目標を設定し、これに近づくたびに教師が誉める。そして、失敗して挫折しそうになった時にはみんなで励ます。そうすることで、子どもたちが失敗を恐れなくなり、失敗が成功のために必要な道であることを認識するのだ」と説明した。

 今は夏休み真っ最中。子どもたちは休みの中で様々なことにチャレンジし、体験することでさらに一回り成長して新学期を迎えることだろう。(”サーチナ“編集担当:今関忠馬/8月14日)

(「三顧の礼」の図です)

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