.
.
「日本の星」では、ちょっと大げさで辞退されてしまうでしょうか。では、「大分の星」では、どうでしょうか。いっそのこと「日出町の星」か「七十代の星」が好いかも知れません。家業の魚屋をやめて、年金生活をしながら、軽自動車を駆って、全国を飛び回って、被災地で、"ボランティア活動"を続けてこられたのが、この写真で有名になった大畠春夫さんです。
車に、食料や寝袋を積んで、自給でボランティアを、もう二十五年もされているそうです。今回も、山口県周防大島で、行方不明になった2才の幼児を、救出された方です。実に、《好い顔》をしてますね。年齢なりに、男には、生きてきた様に、滲み出るような表情や「顔」があるのです。捻り鉢巻きが格好好いですね。年齢からすると、私の長兄と同じで、日支事変の最中にお生まれなのでしょう。
登山が好きなのだそうです。退職後を、こうやって、社会貢献しながら生きておられる姿は、まさに「同世代の星」に違いありません。無名の元魚屋の《春ちゃん》に拍手と喝采を送ります。きっと、右の手でしたことを、左の手に知らせたくない様な生き方をしてきておいででしょうから、賞賛は受けられないかも知れませんね。
.