お母さんの詩

 

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   母の話   河野進

母は りこうではなく 御世辞は言えず

病身ですから 化粧したり

よい着物を着て 出歩くでなく

茶がゆと いわしずしがすきで

自然の景色とこども あかず眺めて楽しんでいる

なんのめばえもない 雑草のようでした

でも どんな美しい花よりも

とげや飾りがなく したしみやすい野の花でした

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(“いらすとや”のお母さんです)

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