この夏に心したこと

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 2026年の夏、ヨーロッパは熱波に襲われ、多くの人が亡くなっています。特に日ランスでの死者は、5月下旬と6月に二度、熱波が襲っています。つい先ごろも熱波で、1万人以上の死者が出たとニュースが伝えていました。

 アフリカではなく、どうしてヨーロッパで、集中的に死者が出るのかと言いますと、もともとヨーロッパ、とくにベルギーの夏の最高気温は、22、3度程度なのだそうです。それで、エアコンの設置率は低く、ほぼ80%の家庭には未設置なのです。最高気温が40℃以上になったら、ひとたまりもなく、ニュースが伝えるように、熱波に襲われ熱中症を発症してしまうのです。

 日本の今年の夏は、去年以上の高温に見舞われ、熱中症の死者が多く出ているようです。一昨日の夜、頭痛がして、生まれて初めてのたえられないほどの痛さでした。頭痛など経験のない自分でしたが、頭のてっぺんの痛みに耐えられず、家にあった鎮痛剤を飲んだのです。朝起きましたら、その痛みがウソだったように引いていました。

 昨日は、家内の通院日で、友人のご婦人が、車で宇都宮の病院まで送り迎えをしてくださったのです。その車中で、昨晩の頭痛のことを話しましたら、「熱中症」の症状だと、この婦人に言われて、『あれが熱中症の症状なのか!』と驚いたのです。遅きに失したのですが、家内の処方薬を、所定の薬局でいただいた折に、経口補水液の〈OS1〉を買って飲んだのです。

 何年も前に、甥が、運動部の競技中に熱中症になったのです。あっ晴れ、相手のチームのマネージャーが、その〈OS1〉を手渡してくれて、それを飲んで、危機一髪、危ないところを助けられたのだと聞いていました。それで、その経口補水液を一箱買い求めていたのです。季節が巡り、そのことを忘れての備えも忘れていての頭痛の一件でした。 

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 日本人が、〈梅干しに水〉で、命を繋いできたことも思い出させられ、塩分控えめの食習慣も、水分不足も、命取りになるのだということを再確認させられた次第です。夏場、もう泳がなくなって久しいので、水難事故に遭うことはなくったのですが、水不足、塩分不足の怖さを、初めてのひどい頭痛で感じさせられたのです。

 長女を、この5月末に訪ねて、一週間ほど生活を共にしたのですが、ひつこく、『水を飲んだの?』と言われて、ずいぶん飲んだのですが、飲んだつもりではいけないのだと、ヨーロッパやわが国の熱中症で亡くなる人のニュースを聞いて、身につまされる思いをしているところです。

 人は、だれも例外なく死ぬのですが、怠りによって死ぬことが多くあることを、身をもって経験し、『転ばぬ先の杖!』、『負うた子に教えられ!』で、〈乾く前の1.5リットルの水〉を『飲んで!』の生活習慣を、励行する必要を感じ、娘に感謝しなければなりません。

 ジャン・ジャック・ルソーが、「ソクラテスの死」について書き残しています。『ソクラテスは、自若して死んだ!』のだそうですが、『準は、水飲みの不励行で死んだ!』と言われないように、もう2、3年、平均余命の間ほど、生かしてもらおうと、心した酷暑の夏中、渦中の私なのです。

(“いらすとや”の水を飲む若者.梅干しを食べる少女です)

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