鼻たれ小僧

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すみません、ちょっと汚い話題で、ゆるして下さい。
時々見かける光景ですが、着飾った妙齢の女性が、<手鼻>を噛んでいるのです。『うーん!』とうなってしまうのですが、お父さんやお母さんがしていたようにしているのでしょうか。今朝も、区政府の隣にある運動場の方を散歩していたのですが、その帰り道で、それを見てしまいました。

紙が貴重な時代、鼻をかむのに紙はなかなか持ち歩くことがなかったので、結局は、一番習慣化された自然な方法でしてしまったのでしょうか。そう言えば、子どもの頃、農家のおじいさんが、そうしてるのを見たことがありました。父は、背広にワイシャツにネクタイ、それに<チリ紙>とハンカチをポケットに入れていましたから、そうするのを見たことはありませんでした。

すぐ上の兄の友だちで、袖をテカテカにしていた先輩が、何人かいました。何故かと言うと、鼻を袖で拭いて、それが乾いてしまったていたからです。<手鼻>の方法を知らなかったからでしょうか。そう言えば、最近、<鼻たれ小僧>を、全く見かけません。食生活の栄養が良くなったからだと言われているようです。戦争が終わって貧しい時代に、よく見られたことでした。

バスに乗ると、注意事項が書かれて掲出されています。<痰を吐かない!>とです。テレビで野球選手やサッカー選手が、緊張のためでしょうか、よく<唾(つば)>を吐いているのを見ます。あれって、子どもたちに、教育上、躾上、よくありませんね。そう言えば喧嘩をする時に、両手に唾をして、士気を上げていたのを思い出します。

文明化し、物が豊かになって生活が裕福になるに連れて、行動形式が変わって行くに違いありません。ロンドンもパリもニューヨークも東京も、昔は同じだったのでしょう。何時か、大理石で美しく床を張った、綺麗なレストランで食事をしていた時に、隣の席の男性が、『グワグワグワ、ペッ!』とやったので、瞬間的に立ち上がってしまったのです。『こんな所で!?』と、考えられない行動だったからです。『自分の家の食卓ではしないのでは?』と思ったりしました。

時々、ティッシュにとっているご婦人を見かけますが、公共バスの運転手が、運転席の窓を開けて、やっているのを、よく見かけます。後続の電動自転車などにかからないか心配してしまうのですが。最近、信号無視、運転中の携帯使用が、ほとんど見られなくなっています。次は、『ペッ!』の番ですね、運転手さん!

(写真は、満蒙開拓時の少年たちの食事風景ですー百度より)