<このブログは、日本からの桜の頼りを聞いた時に書きました>
まさに百花繚乱、花の春がやってきました。昨日(3月29日)の昼間は、春雷が轟き、突風と豪雨が吹き荒れていました。夕方5時半に始まる二人の式のお祝いのために、市内のホテルに、車に便乗させてもらって行く途中、街路樹の生木がポッキリと折れて、道路側に倒れているのを見たほどでした。あんなに激しい嵐は、初めての経験でした。『酷い天気の日に結婚式が行われるんだ!』と思っていたら、知人の小学一年生が、こんなことを言っていました。『雷鳴と稲妻と暴雨、それが止んで快晴になって、一日のうちに全部の天気があるなんて、この二人は特別に祝福されているんだ!』とです。なんと建設的で、文学少年のようで、子どもらしい捉え方、見方をするとは、大人の私は、ただ恥じ入るばかりでした。
新婦のお父様が、涙を目に浮かべながら、家内と私の列席を喜んで感謝してくれました。新郎も素晴らしい青年で、お似合いの二人の門出をともに喜び祝福できて感謝でした。これから、違った家庭で育った二人が、愛したり赦したり、ある時は泣いたり笑ったり、悲しんだり喜んだりの生活が始まったわけです。ここに健全な価値観を持って建設されて行く家庭ができるわけです。その地域の祝福になれるようにと願った次第です。
去年の春に結婚式があって、知人たちとバスで出かけて、祝福したのですが、その二人が駆けつけて列席しておられました。若奥さんは、来月には出産されるとのことで、大きなお腹を突き出して、ちょっと大変そうでした。こうやって家族が増し加えられて行くというのは、結婚の神秘なわけです。自分も父と母とによって生まれ、四人の子どもたちも家内と私によって生まれてき、息子や娘たちも子をなして行くという命の継承は、実に驚くことだと感じ入りました。これが祝福された方法なわけです。
来月には、43周年になる私たちの結婚を振り返ってみますと、大ベテランの域に達しているのだということになります。3時間もバスに揺られてやって来られた二人から、彼らの住んでいる町の特産のお土産をいただきました。彼ら結婚式の前に、『お二人から結婚についてお話を聞きたいのですが!』と二度ほど、我が家を訪ねて来たことがあったのです。その感謝でしょうか、今夕、美味しく頂いたのです。
もう日本では桜が満開だそうですが、われわれの結婚式の前後にも桜が満開だったのを思い出しています。時間の経つはやさに驚きつつ。
(写真は、爛漫の桜です、大きく見たい時には、写真をタップしてください)