中国の「華夏小康網」が、2018年12月21日、《日本人の長寿の秘訣》について紹介する記事を掲載したことを、"レコードチャイナ"が、次の様に伝えています。
『「長寿国」といえばすぐに日本が思いつくと紹介。世界保健機関(WHO)の2016年の統計によると、日本人の平均寿命は83.7歳だったが、一方の中国人は76.1歳で、世界的には長くも短くもなく、81年と比べると8.3歳も延びていると伝えています。
その上で記事は、「小さな海を隔てただけで中国人と日本人では寿命がこんなにも違うのはなぜなのか」と疑問を投げ掛け、日本人の長寿の秘訣には3つあると分析しました。
その1つが「食の多様化」です。1985年に、厚生労働省は「1日30品目を食べる」ことを推奨したほか、日本料理は薄味で油が少なく、食事量も8分目に抑えるため、長寿に貢献していると分析。しかし、日本人は醤油をよく使用するため、塩分を控えめにすることも重要だと指摘した。
2つ目は「スポーツをする社会的な雰囲気があること」だ。日本の生活はテンポが速くスポーツをする時間のない人が多いが、普段から公共の交通手段や自転車を利用することで、よく体を動かしていると分析。長野県では「健康長寿体操」を推進して高齢者が積極的に体操をしていることや、高齢になっても社会活動に参加することで運動量を保持していると紹介し、これが寿命を延ばす要因になっているとした。
3つ目は「医療保険制度」だ。日本には国民健康保険、社会保険、高齢者医療制度の3種類の医療保険制度があり、いつでもどこでも医療を受けられることが、長寿に寄与していると紹介。ほかにも、環境保護制度が厳格に実施され、公共衛生がきちんとしていることで伝染病のまん延を防いでいることや、中庸の道を行き、飲食や感情など何事も極端にならないようにしていることも関係していると分析した。』
昔、私たち日本は、大陸中国に目を向け、様々なことを、この国から学ぶべく、多くの留学生を、何度も派遣しました。 その最たるものは、「漢字」でした。また、国の統治の制度や方法も学び、平城京や平安京の都まで、似せて作っています。ところが、今、その中国から日本への再評価がなされ様としています。この記事は、健康や長寿について、日本を注目しているからです。
私たちの周りには、《日本大好き》を声にしている方たちがおいでです。それは《憧れ》なのかも知れません。多くの人たちは、過去に拘らないで、友好的なのです。京都大学で博士号を取得された方は、こちらの大学の准教授ですが、日本の大学で教えたいと願っておいでです。徳島や滋賀にもいたことがあり、その時の日本人の親切さが忘れられないのでしょう。
(山梨県上野原市の「長寿食事」です)
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