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最近、〈嗅覚〉が効くようになってきているのです。〈臭ってる!〉のです。どんな臭いかと言いますと、きな臭い〈戦争の匂い〉です。
『また、戦争のことや戦争のうわさを聞いても、あわててはいけません。それは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。 (マルコ13:7)』
私の感じる〈匂い〉は、国際情勢の中で、日本が国防という名で、軍備拡張や国土整備に乗り出していることを聞いて、鼻腔がムズムズしてきているのです。
父から聞いていた、二十歳の「徴兵検査」が、再び行われるのでしょうか。検査中にビンタ(平手打ち)の音が聞こえたそうです。若者たちが戦場に駆り出されていく日が、また来るのでしょうか。
学業の途上で、ペン(ノートパソコン)を置いて、軍帽を被り、軍服を着、軍靴を履いて、銃を担ぐのでしょうか。国家総動員というスローガンが掲げられるのでしょうか。
かつてアジア諸国に、〈五族共和〉と言われる大東亜共栄圏を作り上げようとした考えではなく、起こりうる他国からの攻撃に対抗して、国を守るために、若者が駆り出されるかも知れません。
あらゆる業を中途で終えるのでしょうか。田圃や畑は誰が耕すのでしょうか。工場や商店の家業はどうなるのでしょうか。病弱な祖父母、父母は誰が看るのでしょうか。
戦争の準備ではなく、『戦争をしないあらゆる努力を忘れずにし続けて欲しいのです!』と、きっと戦死者は言うことでしょう。聖書で、救い主イエスさまは、『それ(戦争)は必ず起こることです。』と言われていますから、起こるのですが、それでも、起こらないための努力はしたいのです。九月になって、そんなことを思う朝なのです。
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