エルサレムの平和を祈る

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 『エルサレムの平和のために祈れ。「おまえを愛する人々が栄えるように。  おまえの城壁のうちには、平和があるように。おまえの宮殿のうちには、繁栄があるように。」 (詩篇122篇6~7節)』

 『終わりの日には困難な時代が来ることを、承知していなさい。(2テモテ3:1)』と聖書にあります。今、世界を見回してみますと、「困難な時代」の到来に違いありません。強権を握った独裁者の新たな台頭、世界と主要国の内的分断、世界の国々の左傾化と他方で右傾化、ロシアによるウクライナ侵略戦争、人権の侵害、神の定めた秩序への反逆、男女の違いがボケてきたこととおかしな権利主張、さらには地震の頻発、原子炉や核爆弾の脅威、気象異常による風水害、地殻変動による地震、温暖化による氷河の溶解、食料の毒化、人の愛の冷化、人間不信、家庭崩壊、疫病の世界大の感染、医療に限界、などなどがあって、聖書が警告していることが起こっています。

 混迷の時代、不安の時代、恐怖の時代の真っ只中に、世界が置かれ、一人一人がいます。これからの時代、世界は、そして人はどうなっていくのでしょうか。イエスさまは、弟子たちの「終わりの日の前兆」、「主の再臨」についての質問に答えて、次の様に言われました。

 『イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名のる者が大ぜい現れ、『私がそれだ』とか『時は近づいた』とか言います。そんな人々のあとについて行ってはなりません。 戦争や暴動のことを聞いても、こわがってはいけません。それは、初めに必ず起こることです。だが、終わりは、すぐには来ません。」 それから、イエスは彼らに言われた。「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、 大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆が現れます。(ルカ21:811)』

 「神の都」と呼ばれたエルサレムについて、イエスさまは、続けて次の様に言われました。

 『しかし、エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、そのときには、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。(ルカ21:20)』

 2000年の時を経て、世界中に散らされたユダ人たちは、Zionism と言った、『エホバなる神が父祖に約束された地に帰ろう!』との願いが、散らされていた地のユダヤ人たちに、一様に起こったのです。族長のアブラハムと契約を結ばれた主なる神さまによって、イスラエルが復興させられて、1948年に、国として建国させられました。

 今やウクライナ戦争に向けられたロシアの銃口は、究極的には、イスラエルに向けて銃火を吹こうとする前触れなのでしょう。建国以降、イギリスやアメリカは、イスラエルを助けて、今日に至っています。やがて国力を弱めていくアメリカは、経済的にも軍事的にも助ける力を失くす時がきます。ところが、

 『恐れるな。虫けらのヤコブ、イスラエルの人々。わたしがあなたを助ける。──主のことば ──あなたを贖う者はイスラエルの聖なる者(イザヤ41:14)』

 「わたし」とおっしゃる神さまが、天の万軍を率いて、直接、このイスラエルを助ける日が来ます。北からの連合軍は、その日一日で滅びてしまいます。これは、聖書に預言されたことなのです。

 「エルサレレムの平和」、「わたしがあなたがたを引いて行ったその町の繁栄(平安)」を求め祈れと、天に高く上げられた神さまが命じられて、2023年を迎えました。主の御名があがめられますように!

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