千葉においでの従姉妹から、毎年、この時節に送ってくる「天豆」なのだそうです。初物を家内に、『食べさせたい!』と、サヤをむきながら、ご主人が言われたそうで、昨日の昼過ぎに、奥さまが、新鮮のうちにと届けてくださったのです。
サヤをむきましたら、柔らかい真綿の様にして、豆を包み込んで、大事にされて育ったものをむいていて、驚いてしまったのです。初めは液状なのでしょうか、それが成長していくのを、母親が英士嬰児を育てていく様に、暖かく守る様に、保護して大事に大事に荒れて育ったのがうかがえたのです。
讃美歌の中に、
わが行く道を 導きたまえ あなたの御手の中で御手の中で すべては変わる 賛美に
わが行く道に 表したまえ あなたの御手の業(わざ)を
He Makes all things beautiful in His time
Lord, please show me every day
As You’re teaching me Your way
In Your time, in Your time
You make all things beautiful in Your time
May each song I have to sing
Be to You a lovely thing
In Your time
創造者の神さまは、御手で支え、護りながら、私たちの体も心も信仰も、成長させてくださるのです。病や悩みや試練の時には、格別な優しい配慮もしてくださるのです。私の母は、真綿で作った寝具で寝かせてくれたのだそうです。病んで入院した私が、寒い土地で、まだ暖房などのない国立病院に、入院している私のために、イギリス製の純毛の毛布を、実家に取りに行って、それを着せてくれたのです。
暇を持て余した子どもの私は、母に持ってきてもらったハサミで、それを切ってしまのです。それをよく覚えています。二親のそんな愛があって、この歳まで生かされてきたのです。青葉若葉の季節になって、いただいた天豆を、むきなら、茹で上がったのを食べて、そんな思いが湧き上がってきました。
何度も食べた天豆なのですが、奥さまに言われた様に、1分ほど塩水で茹でて、ザルに上げ、おさらにとった天豆を、口に運ぶと、こんなに春の香りが立って、柔らかくて、したざわりがよく、しかも甘いのに驚かされながら、いただいたのです。
よき隣人に恵まれているのです。同病者のよしみで、そんな交わりが与えられているのかも知れません。人と人とを出会わせてくださる神がいるからでしょうか。今夏は、ハワイで甥御さんの結婚式があって、ご夫婦で、その準備をなさっておいでだと聞いています。感謝な五月です。
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