「異変」、この街に越してきて7回目の夏、来年のことを言うと笑われるのだそうですけど、去年の猛暑の中、『来年はさらに暑い夏になるだろう!』と、予言の様に、自分が言ったのを覚えています。まさに的中、去年に勝る猛暑、酷暑の今夏、「異変」が起こっています。
一つは「少雨」、二つは「朝顔が咲かない」、三つは「蚊が出てこない」なのです。そう感じていたら、台風9号が、進行が遅くて、台風の影響で風があって、朝方が涼しいのです。やっと昨夕から降っては止んでの様に雨が降り、今朝の散歩途中、小糠雨の様に降り出したので、コース変更で帰宅したのです。
日本海側の新潟では、雨が降らず、作付の米の成育が遅く、実がつかなさそうな予測が出されています。米騒動の後の不作になるのでしょうか。一方は人為的、他方は自然的に、異変です。
『わたしはあなたがたのために、いなごをしかって、あなたがたの土地の産物を滅ぼさないようにし、畑のぶどうの木が不作とならないようにする。──万軍の主は仰せられる──(新改訳聖書マラキ3章11節)』
聖書では、万物に創造者で保持者でいらっしゃる神さまは、作物を荒らす害虫を叱り、の遺作物の成長を見守り、光と水をああてて、不作にならない様にされるお方だと言っています。でもひよの悪気とのない欲望が、自然界の秩序を弱らせ、機能を傷つけ、不作をもたらしているのです。みんな人為的な結果です。
この暑さでは、大好きなトマトも育っていないのだそうで、週一で配達されてくるトマトも、成育不良で、欠品が出そうです。トマトばかりではなく、その他の農作物の収穫も危ぶまれてきそうですね。
ベランダの八っ本ほどの苗の朝顔に、5月頃から精出して水遣りをしてきたのですが、一輪が、みごとに開いて咲いた後、蕾のままで枯れていくではありませんその様子を見るにつけ、寂しさと悲しさと悔しさが湧き上がってくるのです。咲こうとしている健気な様子を見るに忍びないのです。
もう一つの蚊が、出没しないし、一度だけ、しかもカヤの中で刺されたきりで、あの憎っくき羽音も聞こえてこないし、その影さえ見えないのです。華南の街の大きな超市( chaoshi スーパーマーケット)で、蠅帳型の蚊帳を売っているのを、喜んで買い求めて使って、中華蚊から身をふせいだのですが、その同型の蚊帳が、ネット販売で売っていて、すぐに買い求めたのです。こちらでの使用歴七年です。
蚊が出てこないのですが、それでも、夏らしさを感じようと、蚊帳を寝台の上で使っているのですが、異変で、用をなさないのです。蚊には好かれる自分で、刺されないと寂しく感じるのも不思議で笑ってしまいます。
こんな自然界の異変が、蚊を弱らせているのですが、受粉の働きを託されているミツバチなども、生育しないで死んでしまっているのです。自然界の秩序は、人間の飽くことのない儲け主義が狂わせているのに、やっと気付いたのですが、遅きに失した感がします。神さまが手を引いてしまっているのではないのです。
男女の性の秩序も、自然発動的なことではなく、「不法」、「罪」が原因であることを、もう認めざるを得ない時になっている様です。これも遅きに失してしまっていますが、神さまは、それでも、「忍耐の神」でいらっしゃって、悔い改め(方向転換)るのを、まだ待っておいでなのです。
八月になりました。散歩に出る時間が、少しずつ遅くなっているのは、日に出が遅くなてきているからです。そればかりではなく、物価の上昇も、食べていませんが、うなぎ上りの様です。生きづらいのですが、感謝も忘れずに猛暑を乗り切りましょう。今年の柿は赤く、甘いでしょうか。なによりも、この異変を見守られる神さまがおいでです。
(ベランダの「朝顔の蕾」、ウイキペディアの「蚊取り線香」です)
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