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2025年夏、朝顔の成育状況は、期待が大きかったせいか、不作、不生育なのです。唐代の長安の都に咲いていたであろう、喇叭花に、留学生たちが慰められたのでしょうか、帰朝の折に、持ち帰ったタネが、庭先を飾り、日本人が愛でる花の一つとなったのです。
大好きな朝顔を咲かせたくて、華南の街に住み始めて、帰国して戻る時に、朝顔のタネを携えたのです。この街では、他には見かけませんでした。和園の7階のベランダで、春先に鉢植えにしましたら、翌年の正月まで咲くほど、わが家では長寿だったのです。
その代わりにでしょうか、今夏は雷様が活発で、いったん、かき曇った途端に、雷鳴が轟くように鳴り渡り、雷光と雷雨の夕方となっています。今も、ドスンと言う音に、窓ガラスが震えたのです。
夏に風物詩の朝顔と雷に、もう満足な私は、猛暑を厭うことなく、喜んでいるのです。ただ、わずかに咲こうとしている蕾が開かないで、萎れていくのが悲しいのです。この日曜日に、投票所に、家内と二人で歩いて行く間に、朝顔を植えた玄関先の花が、開いていないと言うか、花を付けていないのです。
朝になると、ベランダに出て朝顔に棚を見ると、開いていない毎朝なのです。それでも、この暑さが緩んで、少し涼しくなったら、その分、遅咲きになってくれるのでしょうか。ちょっと期待しているのです。
(写真は、今夏一番咲きの朝顔です)
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