一番

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 この歳になって、初めて「一番」になりました。山の村の秋の運動会で、部落対抗の競走で、幼児の部の代表(他にいなかったからでした)でした。号砲一発、驚いたのでしょう、スタート地点から反対に走り出して、ビリッケツだったのを初めて記録してから、縁遠かった一番を、やっと手にしたのです。

 2025年7月20日、「第27回参議院議員通常選挙」の投票日で、駅前の投票所に出掛け、午前6時55分に到着、投票開始時間の5分前でした。玄関から係の市職員が出て来られて、一番の到着者の私に、『投票箱の確認をして頂きますので、7時までお待ちください!』と言う投票者の役目を仰せつかったのです。

 何と、【一番】の到着者の私へのお願いだったのです。今日は、一緒に出掛けた家内には譲らず、[001]のナンバーリングの投票権をもらって、投票箱の空である確認をさせてもらいました。国の政治を左右する重要な選挙日に、そんな役割をいただいたのです。そして、選挙区選出議員選挙で立候補者の中から選ぶ投票、比例代表選挙区選挙の中で、個人または政党で選ぶ投票を行ったのです。

『いいですか、今しんがりの者があとで先頭になり、いま先頭の者がしんがりになるのです。」(新改訳聖書ルカ13章30節)』

 もうだいぶ暑くなろうとしていたのですが、最高にいい気分でした。【一番】は初めての経験だったのですから、記念すべき日を迎えたわけです。ご褒美はないのだと、係の方が言っておいででした。ところが、神の国では、しんがりの者が一番の祝福を受けることができるのだそうです。

(ウイキペディアによる「投票箱」です)

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