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真夜中の1時過ぎ頃に、『チリチリチリ!』、そんな涼しげな虫の音がしてきて、目が覚めたのです。朝顔が開いて、そして虫の音がして、秋の来ている知らせでしょうか。まだ猛暑日があけたわけではないのですが、なにかホッとさせられています。昨日も、そうだったのです。
鳴く虫の 鈴か涼かの 声がして
窓の外の月明かりが、寝床に届いていて、これも、秋の到来の知らせなのでしょうか。自然界は、そんな慰めを慰めるかの様に与えてくれます。
『主は季節のために月を造られました。太陽はその沈む所を知っています。 あなたがやみを定められると、夜になります。夜には、あらゆる森の獣が動きます。 若い獅子はおのれのえじきのためにほえたけり、神におのれの食物を求めます。 日が上ると、彼らは退いて、自分のねぐらに横になります。 人はおのれの仕事に出て行き、夕暮れまでその働きにつきます。 主よ。あなたのみわざはなんと多いことでしょう。あなたは、それらをみな、知恵をもって造っておられます。地はあなたの造られたもので満ちています。(新改訳聖書 詩篇104篇19~24節)』
創造主なる神さまは、この自分をも造られ、私たちの必要の全てをご存知で、それらを設けられたのです。時には猛威をもって、時には慰めも持って臨まれますが、その知恵深さに驚嘆させられます。
この虫の音を聞いて、思いの内に、静かな感動が湧き上がってきました。「配慮」を感じさせられ、明ける今日の日にも、『み旨がなりますように!』と、寝床で感謝が湧き上がってまいります。
(“ふたば”の「スズムシ」です)
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