前兆

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古代の書で、次の様に言われています。

“民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆が現れます。”

これは、今の時代を言い当てているような言葉です。民族対立も国家間の対立も、20世紀以降、世界中で見られます。大地震も頻発し、今日の新型コロナウイルスの蔓延もあります。もっと激動の驚天動地の事態が惹き起こされる可能性もあります。また、次の様にも言われています。

“そして、日と月と星には、前兆が現れ、地上では、諸国の民が、海と波が荒れどよめくために不安に陥って悩み、
人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあまり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです。”

「気を失う様な事態」を惹起させると言うのです。人類の歴史に未曾有な出来事が、地の上に起こるとの啓示です。それは、人を恐れさせるためではありません。「備え」をするためです。

“まことに、あなたがたに告げます。すべてのことが起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。
この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。
あなたがたの心が、放蕩や深酒やこの世の煩いのために沈み込んでいるところに、その日がわなのように、突然あなたがたに臨むことのないように、よく気をつけていなさい。
その日は、全地の表に住むすべての人に臨むからです。”

何が起こるかに、「気をつけていなさい」と言っています。例外なくすべての人が見舞われる事態に、衛生上の防衛対策も、地震対策も必要ですが、先ず、心を備えておく必要があるのではないでしょうか。この事態から免れ方法があるからです。私は、『恐れるな!』と言う、《天来の声》を聞いて、安心しています。

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