マスク

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数は多くないのですが、父の若い頃の写真が、母のアルバムの中に残っていました。今も、老後の母をずっと世話してくれた次兄夫婦の家に残っていると思います。その中に、「黒マスク」をかけたものがあって、東京の街中を歩く父が写っているのです。多分、戦中か戦前に撮影されたものと思われます。

最近、息子の嫁御から、家内用と私用に、手縫いの花柄や濃紺のマスクをもらいました。なかなかの出来です。そうしましたら、昨日は、若い友人が、ミシン縫製のものを、ポストに入れて、『お使いください!』と下さったのです。

そればかりか先日は、中国の上海から、政府にマスク製造を依頼された、知り合いからも、使い捨てのマスクが寄贈され、航空便で送られてきています。近々、華南の街の知人が、4000枚のマスクを送ってくださるとのことで、到着したら、配分を考えています。

わが家では、家内が闘病中ですから、家内に感染しない様にと、マスク嫌いの私も、外出時に、マスクをする様に心がけています。自転車に乗っていて、小虫が二、三度目に入ったことがあってから、自転車に乗る際は、サングラスをかける様にしていますので、耳には、負担が大きくなっているこの頃です。

さらに昨日から、一人宛二枚の布製マスクが、国から支給されるとかで、なんだか〈マスク大尽〉になりそうです。家内を気遣ってくださる、件の知人が、コロナ騒動の起こる前に、100枚入りのマスクをくださったり、娘がアメリカから医療用を送ってくれたりで、大いに助かっています。

多くのみなさんが、危険を顧みないで、防疫や医療に携わっておられことに、感謝でいっぱいです。また内外の多くの哲学者や医療関係の専門のみなさんが、《どう対処するか》について意見を公表しておられます。恐れ過ぎず、体力を保持し、人類の歴史に起こった疫病伝染が、みな終息してきてるのですから、今回のコロナ禍も、必ず終息することを願って、今の時期を通り過ぎて行きたいものです。

このことが、明るく話せる様になる日が早く来る様に願う、コロナ騒動渦中の四月の私です。

(カルフォルニアに咲く「ハイビスカス」です)