おにぎり

 

 

今朝のベランダの寒暖計は、6時半の時点で19℃、小雨の朝です。ここの秋は短いのですが、今年は少し長くなりそうな感じがしています。気温の日較差が大きくて、日中薄着で出かけて、夜分に帰ると、風邪を引きそうに、薄着を悔やむほどです。もう台風の襲来はないのでしょうか。今年は、祖国日本と、今住む街に、台風が来るか逸れるかで、台風情報に関心を向けて続けていました。終息したのでしょうか。

さて、今朝、起き抜けに食べたくなったのが、「おにぎり」でした。「塩むすび」がいいなと思っていたら、私の故郷では、「地菜(じな)」と呼んでいた漬物で、信州では「高菜」と言いますが、その高菜で包んだ「おむすび」を思い出したのです。私の育った町では、「おにぎり」、他の地では「おむすび」と言いますが、ここ中国では「饭团fantuan」と言っています。

その高菜のおにぎりは、「めはり寿司(目張り寿司)はおにぎりを高菜の浅漬けで包んだ熊野(和歌山・三重)地方・吉野(奈良)地方に伝わる食べ物。紀州・新宮町(現・新宮市)出身の文豪佐藤春夫をして、「故郷のうまいものは、1にめはり、2にさんま」と言わしめたこの地方を代表する郷土料理の一つだ。」と説明があります。

母が作ってくれたのは、梅干しやおかかや明太子を入れた「おにぎり」で、時々海苔で包んでくれたのです。出雲の出身でしたから、独特な呼び方があったのでしょうか。中に入れる具も独特なものがあったのでしょう。父と生活している間に、<関東風>に変えられ、「雑煮」も煮物も、関東風でした。いやー、ちょっとお腹を壊してしまって、「おかゆ」を食べていたので、ちょっと硬めでふっくらした「おにぎり」が食べたくなった様です。

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若き盛りの美

 

 

この写真は、広島県庄原市・国営備北丘陵公園で、[HP/里山を歩こう]が、小学生の総合学習(自然観察教室でしょうか)の講師で出かけられ、そこで撮影されたものを、配信してくださったのです。今では、挙式の前に、花嫁を、プロのカメラマンがいない様に見受けられるので、友人たちによって、撮影がなされているのでしょうか。庄原市での慣例なのでしょうか。花婿の姿が、ここには写り込んでいませんが、花嫁だけなのでしょうか。

この私たちの住む街でも、結婚式が挙げられる前に、省内や市内の名所旧跡を、プロの写真家、着付け係、案内人が、二人を車で移動しながら撮影し、ものすごく豪華な写真集を作るのです。芸能人の写真集の様な私家版です。それが結婚式の一部なのでしょうか。そう言った流行りなのでしょうか。どなたも、それをするのです。写真集をいただいたことがありませんから、親族やご本人たちの記念なのでしょう。

これを「前撮り」という様です。花嫁にとっては人生の《若き日の盛り》のもっとも綺麗な時の記念となるのでしょうね。水を差す様ですが、あんなに綺麗だったのに、歳をとると、美貌が外面ではなく、内面に移って行くのでしょうか。跳ねる様に美しかったオードリーヌ・ヘップバーンの晩年の写真を見た時に、その落差の大きさに驚いたことがありました。彼女は、そんな美貌の衰えた自分を恥じることなく、晩年を生きた女性で、素晴らしいなと思ったのです。やっぱり、女性の美しさとは、内面なのでしょうか。

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