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『シガッコ(氷柱<つらら>)が溶ける!』と春が来ます。春の一大行事は、入学・入社式、プロ・高校野球の開幕、新年度などがあります。やって来る春で、最も興味深いのは、《生き物の世界》の出来事です。2000kmも移動する「浅葱斑(アサギマダラ)」の事を知って、あの体格(5~10cm、10数g)で、そんなに飛翔できるのが不思議でなりません。
この「浅葱班(アサギ色をした蝶です)」は、春と秋に日本列島を縦断し、春には沖縄・台湾から本州・北海道へ北上 します。そこで秋まで過ごし、秋には北海道・本州から沖縄や台湾まで南下をするのです。マーキングをした「アサギマダラ」が、海を渡って、台湾や香港にも出かけるという事を聞いて、私たちが住む街にも飛来するのかも知れません。自然界の神秘さに驚かされます。
主に"フジバカマ"の花蜜を吸って飛び立つのだそうです。一度、翅で舞い上がると、鷲や鷹のよう羽(翅)をはばたかず、上昇気流にのって、自分を風に任せて移動する様です。うまく風に乗る事で、その長距離の移動を可能にしているのです。ヒマラヤの高い峰の上を、鶴が飛ぶにも驚くのですが、そういった習性は、どこから来ているのでしょうか。
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蝶々では、 「アゲハ」が有名ですが、この「アサギマダラ」 の人気は、とても 高いそうで、飛べない私たちの叶えられない夢を叶えてくれるからかも知れません。"ウイキペディア"に、次の様にありました。
『・・・研究者達によって、夏に日本本土で発生したアサギマダラのうち、多くの個体が秋になると南西諸島や台湾まで南下することが判明したものの、集団越冬の場所や、大量に死んでいる場所も見つかっていない。南西諸島で繁殖、もしくは本土温暖地で幼虫越冬した個体は春の羽化後にその多くが、次の本土冷涼地での繁殖のために北上する傾向にあることが明かになった。』
春三月、散歩しながら、この「アサギマダラ」が飛んでいるかどうか、観察して見たいと思っています。日本で人気があるのですから、きっとこちらにも民間の研究者がいらっしゃるかも知れません。知り合いに農業大学の大学院を終えた方がいますので、聞いて見る事にしましょう。
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