宇宙

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1961年、まだ自分が高校生の頃でした、ソ連の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリン大佐が、「有人飛行」に成功したのです。そのガガーリン大佐が、『地球は青かった!』と、その印象を語った言葉が有名でした。「青い地球」は、予想外だったのですが、大佐が語ったロシア語を、そう意訳したのですが、直訳だと『空は非常に暗く、地球は青みがかっていた!』なのだそうです。

手塚治の「鉄腕アトム」の夢が、実現した様で、ぐっと太陽系の惑星や宇宙が近く感じられたのを覚えています。当時は、米ソ間の「冷戦」の時代で、相互に敵視したりの激しい競争が繰り広げられていた時でした。その競争に加わる事ができない日本でしたが、小さなロケットを打ち上げつつあったのです。テレビで見る米ソのロケットと比較すると、日本製のロケットは国力や財力の違いが歴然としていました。

でも、臆せずに、国力に応じて開発を積み上げて、今では、日本は、世界に引けを取らない水準に達している様です。地球の保全などのために、そう言った開発が用いられる事は素晴らしい事です。宇宙への夢が、私になかったわけではないのですが、高い空の上から、地球を観測でき、気象予報に大きく貢献できているのは、嬉しいことです。

また先日は、優れた性能の望遠鏡が作られ、近いうちに南米チリの山上の天文台に設置され、宇宙観測をして行くのだと、ニュースが伝えていました。どこまで見え、何を発見できるのでしょうか、一度覗いて見たいものです。地球上の課題も山積していて、温暖化や食糧や環境の問題も多そうです。21世紀の課題は、多そうです。

(気候変動観測衛星「しきさい」が撮影し合成されたオホーツク海周辺の画像(JAXA提供)
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