記念

 

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ブログ「悠然自得」を開設して、800回になりました。これまで続けられたことが嬉しくて仕方がありません。中国の華南の空の下で生活しながら、思うことを綴ることは、格別な感慨があります。

この”WordPress”でブログを始める前に、二、三回、ほかのブログを発行していましたが、諸事情があって休止してしまいました。下の息子の激励を受けて、何もわからないまま始めましたが、飽きっぽい性格なのに、続けてこれたのは、自分でも意外でおります。今でも運営上で問題が起こると、息子に助けてもらっています。

内容が個人のことに過ぎる傾向があるのですが、何よりも、遠く離れている四人の子どもたちに、自分の「原風景」や父や母や恩師たち、さらには出会ったみなさん、出来事を伝えてみたかったのです。ところが、子どもたち以外の方が、『読んでいます!』と言ってくださるのです。時には、アップした写真の名前を、見知らぬ方が教えてくださったりしています。ある時は、『父や母の知り合いの方ではないでしょうかね?』とコメントしてくださって、『当たり!』だったこともあるのです。公開されていますので、そのようなこともあるのです。

自分では、結構楽しんでおります。これからも続けて行きたいと思っておりますので、よろしくご愛読ください。間もなく2015年を迎えます。みなさんのお迎えになる新しい年が、祝福に満ち溢れることを、心から願っております。感謝して。

(写真は”百度”から「雪割草」です)

この現実

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古代ギリシャの都市国家に、「スパルタ」がありました。日本では、厳格なスポーツの訓練や教育を、 「スパルタ式」と呼んできましたが、今日では、このことばは、「死語」になってしまっているでしょうか。スパルタの国家が、どれほど厳しかったかというと、強靭な肉体と精神を持つ兵士を作るために、非人間的な訓練をさせたのです。わずかな食料しか支給しないで、自分で調達させるです。盗むことは当然で、食料が得られないと、鞭打ちの罰が下されたようです。そんな社会ですから、生まれた時に障碍を負っていたり、虚弱であったら、捨てられたのです。その社会では生きていけないからです。

「テレグラム(英国系)」が 、『北朝鮮で心身に障害をもつ人を社会にとって無益なものと見なしている』と、伝えていました。ある脱北者の証言では、心身に障害をもつ人が北朝鮮から姿を消しているそうです。「北朝鮮でシステマティックな住民の「浄化」が進んでいる」と言うのです。『32歳のジ・ソンホ氏が北朝鮮を逃げ出すきっかけになったのは、左足の膝から先と左手首を失ったこと。氏によれば、北朝鮮では障碍者は現体制の「染み」であり、現体制への「侮辱」であるとみなされる。障碍者は社会から放逐される。子供であれば、遺棄される。』と言っています。

さらに、国連の担当委員会は、『北朝鮮で身体障碍者が医学実験の材料になっている可能性がある。』と報告しています。近代社会は、 <社会的弱者と共に生きる>ことを是としていますから、北朝鮮のしていることは、非人道的なことであります。先天的でも後天的でも、人が障碍を負うことは、誰にもあります。王さまの子でも、貧しい人の子でも、同じ可能性があるのです。私は、<障害者遺棄>を猛烈に非難をします。「スパルタ」は滅びて消え去ったことを教訓に、歴史の教訓を聞き入れて、猛省を促します。

(写真は”wm”による北朝鮮の小学生です)