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五月になりました。昨日は、二つの古墳を訪ねて、ちょっと浪漫チックになっていました。古墳の枯葉の下で見つけた「小石」と、枯葉の下から咲き出していた「野花」です。野花は遠い昔の命の「継承」、小石は「不変」を伝えているのでしょう。
インドの新型コロナ禍の現状を伝える便りのコピーが、友人から転送されてきました。実に打ちのめされる様な悲惨さです。ただ終息を祈るばかりの朝です。
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今日は、壬生町の国道沿い、黒川沿岸にある「車塚」と「牛塚」を訪ねてみました。この地域の豪族の墓なのでしょう。紀元600年から700年くらいの時代のものだそうです。千数百年前の人の営みを想像しながら、塚の上に立ってみました。近くには国道が走るなどとは、想像もし得ない時代の人たちが、この周辺で生活をしていたわけです。
彼らの子孫たちが、この周辺で、今も生活をしているのでしょうか。川沿いには、桜の古木が並んでいますから、壬生藩が誕生してから、植えられた桜の木なのでしょうか。古墳と壬生城の距離は、歩きで30分ほどですから、関東平野の奥まった地で、自然は変わらず、古墳時代に咲いていただろう野花が咲いていました。
近くに町営の東雲公園や役場があります。この地には「大名料理」を出す食堂が何軒もあり、今秋には、「藩校(藩黌)サミット」が開かれると公告されてありました。古き良き時代を懐古するのでしょうか。古墳時代、弥生時代、縄文時代の生活だって、きっと楽しいことも悲しいこともあったのですから。
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