ソーメンと小3嬢

.

 

 わが家を訪ねて来られて、玄関を入るや否や、洗面所に飛んで行って、手を洗って、必ずゴロゴロっぺをする人がいます。コロナ禍の訪問者の中の「優等生」です。幼稚園時代から、『あそぼー!』とやって来ては、家中を探検したり、物をひっくり返したり、ハサミやセロテープや空き箱で工作をしてきた、今年、小3になったお嬢さんとお母さんの来訪が、先週ありました。

 昨日は、お母さんが〈電動回転ソーメン器(乾電池式)〉を持参してこられて、ソーメンを茹で、麺つゆに薬味を入れて、お昼を一緒にしたのです。このお嬢さんの好物の野菜サラダ、蒸かしサツマイモ、台湾パイナップル、クッキーも添えてでした。

 小さなソーメン流し器に、流れる 、いえ回転するソーメンをすくいとっては食べたのです。今季初めての初夏の味覚でしたので、とても美味しくいただけました。それに連休中に出かけて買ってこられた、茨木産のさつまいものお菓子をいたのです。古里のお母さまから、函館産の昆布の佃煮も、言付かったと言われて、わが家に届きました。これが美味しいのです。いつも心にかけてくださり、お母さまは家内と、お父さまは私と同年生まれでいらっしゃいます。

.
.

 昨日は、帰りがけの車に乗ってから、冗談を言っては困らせている私を、執り成して、『準さんをゆるしてあげてね。あたしもゆるすから!』と見送っていた家内に言ったそうです。大人びた小3なのです。工作上手で、「鬼滅の刃」の主人公の炭治郎が、いまだに大好きで、自分で着せ替えを作っては、人形に着せています。

 背丈も伸びて、大人びたことを言って、大きくなっても遊びに来てくれるのです。稀少な友だちの一人です。

.