雨と水

 

 

バケツ一杯の水は、下げてみると随分重いものです。このところ、私の住んでいる街に降る雨の量も、半端なく多く強いのです。よく、『バケツをひっくり返した様な雨!』と言ったりしますが、天気ニュースでは、『1時間に100ミリの雨が降りました!』と言っていますが、どれほどの雨なのか、調べてみました。

上欄のイラストの様に、イラストで、相撲の力士の重さで例えている様です。『集中豪雨の危険性は雨量の数字だけだとなかなかイメージしにくいので、私はよく「1時間100ミリの雨」を重さに換算し,「100キロの力士が1平方メートルあたり1時間にひとり落ちてくる」と解説してます.1時間に150ミリは,極めて危険.(“FUNDO”によります)』とありました。

続いて“FUNDO”に、『ちなみに、気象庁では雨の強さを分かりやすく伝えるために、「やや強い雨」、「強い雨」、「激しい雨」、「非常に激しい雨」、「猛烈な雨」の5段階に分類しているといいます。例えば「激しい雨」とは1時間に30ミリ以上50ミリ未満の雨であり、バケツをひっくり返したように降るイメージ、「猛烈な雨」とは、1時間に80ミリ以上の雨で息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずるイメージとしています。』とありました。

家内の話によると、実は、毎朝、5階から(家内が見上げて確かめた様です)、洗面器かバケツの水が、窓の外から捨てられるのです。直接かぶることはないのですが、ちょっと常識外れかなと思っていますが、いろいろな生活方式があるのでしょうか。ですから、そんな雨降りが、地上に降っているのには、驚かされるのです。

この「寝耳に水 」の様なことを、「水に流す」べきでしょうか。「水入らず」の我が家に被害が被るので、「立て板に水」の様に抗議すべきでしょうか。3階や4階の住民も、毎日のことですから、目撃しているのでしょう。「年寄りの冷や水」だと思われそうですが。抗議しても、「焼け石に水」になってしまいそうです。

そう言えば、一度だけですが、石鹸を持って外に出て、大雨の時に体を洗ったことがありました。隣の家の同じ年頃の女性が、窓の上段の透明ガラス越しに覗いていたのです。もちろん非は、こちらにあるのですが。ちょっとやり過ぎかなと思ったのですが、若気の至り、後の祭りでした。でも、あんなに爽快な気分は、その後味わっていません。

今日、関空が、想定外の高潮で、滑走路が被害を被ったとニュースが伝えていました。来年、再来年、もっと雨量が多くなるのではないだろうかと、心配になってしまいます。今年だって、台風の襲来が、まだまだありそうですから、この自然の対決で、私たちは知恵比べをして、被害を被らない様に、対策をして行く必要がありそうです。これは、「水にする」ことはできませんね。

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ASAGAO

 

 

今朝のベランダの寒暖計は、28.5℃を示しています。二階の洗濯機を置いてある壁際に、この寒暖計があります。昨夜も暑苦しく、寝苦しかったのです。まだ秋を実感するには至っていない様です。昨日未明、北海道で、大きな地震がありました。震度7を記録したそうで、大きな被害があるとニュースでお聞きしました。被災者のみなさんが、この困難な時期を耐えて、何時もの生活に戻られる様に、心から願っております。

様々な事が起こりますが、自然界の営みは忠実で、今朝も、美しく清楚に、朝顔が三輪ほど咲いています。もう晩期なのでしょうか、葉が黄色く変色し始めています。昨日は、家内とバスに乗って、川向こうのショッピングモールにある、パン店に行き、ラテ・コーヒーを飲んで、朝の一時を過ごしました。16歳の誕生日を迎える<小朋友xiao pengyou>に、誕生祝いのケーキを宅送してもらおうと、出掛けてのことでした。もう何年も励行しています。

この子は、青年期初期の"モヤモヤ期"に突入し、お父さんとバトルをし、家出をし、怠学し、心の逃げ場所がなのでしょうか、勉強に興味を向けずに、"PCゲーム"に向きを変えてしまっています。日本の中高生の95万人が、"スマホ中毒症状"にあるのですから、人口の10倍の中国には、1000万人ほどもいるかも知れません。これは、世界中の大きな社会問題で、憑かれた様にゲームに嵌ってしまっているのです。

週一出会えるこの青年が、<破れ口>に辿り着ける様に、私たちは願っているのです。あんなに無邪気で可愛かった少年が、目が座って夢中になっているのには、親ならずも心配で仕方がありません。"思春期症候群"、子どもから大人になろうとする過渡期は、本人は苦しいのですね。ここを通過して、みんな大人になっていくのでしょう。<来た道>を思い出して、同じ様に親や担任に心配をかけたことを、申し訳なく思い出している、九月の初めの朝であります。

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