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『40℃は、あるんじゃあないでしょうか!』と、華南の街に住んでいた時でしたが、わが家に来られた方が、来るなり言っていました。わが家にはエアコンが設置されていて、運転中でした。
お客さんが来られる前に、この方のために、メロンを買いに出たのですが、果物屋のご主人が、洗面器の水に中を手を入れていました。涼んでいたのでしょう。道路の脇の簡単な作りの店ですから、冷房などありませんので、苦肉の策で、そうされていたのです。
猛暑と言うのが一番な暑い日でした。そのころ、インドでは、なんと51℃だったとのニュースを聞いたことがあります。先日の知人のメールで、いつもは真夏の時期なのに、今年は、雨が多くて,異常なほどに涼しいのだと言ってきました。
子どもの頃の夏の暑さは、七月がピークで、しかも家に冷房などなく、扇風機が、やっと一台、わが家でも使えるようになっていました。それ以前は、団扇(うちわ)が冷房の代役、いえ主役だったのです。
父の家の縁側の戸は開けっ放しのまま、玄関も鍵などかけていないまま夜は寝ていたでしょうか。中国では、防犯上、どの窓も格子戸を設けてあるのです。その家に住んでいた頃の東京郊外は、考えられないほど安全だったのです。いえ、無防備の中を、平気で暮らしてしていたのでしょう。
友人の同僚の方が大家さんで、この方が、網戸を兼ねた格子戸を入れてくれ、『留守する時や夜間は、窓を閉めて鍵をかけたほうが好いでしょう!』と言ってくれました。それを励行していたのですが。時々、その小区の事務所が貼る「文書」に、『泥棒の被害あり、注意!』とあったのです。
空き巣泥棒がいるのでしょう。隣町は、海外への出稼ぎが多かったり、別荘のように買われた無人の家が多くて、そこに無断で住んでいることが、よくあるのだそうです。まるで忍者のように、家に侵入したり、住んだりしていると聞きました。
いつでしたか、夜中、隣のご婦人が、玄関から呼んで、『ドアーが空いてますよ!』と注意してくれたのです。外出から帰って来て、しっかり閉めなかったのでしょう、夜中に空いてしまったのです。一階には、password を打ち込まないと開かないドアーがあるので、防犯されてはいたのですが、それでも万全ではないのです。つい、安全な国に住んでいた私たちの隣国の生活で、不注意だったのを親切に助けられていました。
どこから侵入するのかと言いますと、上階とか屋上からなのだそうです。どうやって屋上に登るのか、忍者のように身軽な人たちが多くいて,ロープを下ろして、スルスルと降りるのだそうです。虎視眈々と場所と時を窺っているのです。それに引き換え、ここ栃木のアパートは、安心して住むことができて感謝です。それでも注意したほうがいいですね。