東北中国から北風が吹いて来るようになりました。この風を頬に感じるたびに思い出す歌があります。長男が通っていた幼稚園の「演芸会」が、隣町の大きな演芸場で行われたときに、隣のクラスの出し物で、CDが流れていて、初めて聞いた歌でした。井出隆夫の作詞、福田和禾子の作曲の「北風小僧の寒太郎」です。
きたかぜこぞうの かんたろう
ことしも まちまでやってきた
ヒュ-ン ヒュ-ン
ヒュルルンルンルンルン
ふゆでござんす ヒュルルルルルルン
きたかぜこぞうの かんたろう
くちぶえ ふきふきひとりたび
ヒュ-ン ヒュ-ン
ヒュルルンルンルンルン
さむうござんす ヒュルルルルルルン
きたかぜこぞうの かんたろう
でんしんばしらも ないている
ヒュ-ン ヒュ-ン
ヒュルルンルンルンルン
ゆきでござんす ヒュルルルルルルン
もう暦の上では、立冬が過ぎました。秋の日を「釣瓶落とし」と言いますが、これから、「冬至」まで、日一日と、日の入りが、ずんずんと早くなります。もう間もなく十二月、年々歳々、駆け足の速度が早くなるように、時間が跳んで行きます。
昨日、『オギャア!』と生まれた産毛(うぶげ)の私の頭髪は、今や、薄くなって白髪が増してきています。『おにいさん!』が『おじさん!』、そして、今では、学生さんたちに『爸爸(yeye/イエイエ)/おじいちゃん』と、陰で言われるようになってしまいました。私の高校時代の担任の渾名が、兄の学年が陰で呼んでいた『オジイ!』でしたので、中国も日本も、同じように呼ぶのが不思議な感じがいたいます。N先生は、慶応ボーイの英語教師でした。
(イラストは”yahooイラスト”の北風小僧の寒太郎です)