健康志向

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私の散歩道が、幾つかあります。このアパートには、南と西と東に、門が三つありますから、それぞれの門を出て、右左に行くだけで六方向あるのです。最近気づいたことは、この地域の<運動公園>に向って歩いて行くのが一番好いということなのです。なぜかと言いますと、思い思いに歩いたり、 走ったり、後ろ向き歩きをしたりしていて、仲間と二人、三人と連れ立って、励まし合っている、同好者が、そこに大勢いるからです。

他の道で、散歩している方と会うのは、一時間半ほどの間に、一人くらいで、ほとんど朝早く出勤の電動自転車に乗って急いでる方たちばかりです。運動公園では、若者たちが、10面もあるバスケットボール場で、ゴールに向って、ボールを放ったり、ゲームをしています。年配者たちは、鉄棒にぶる下がったり、歩行練習機のようなもので体を動かしたりして、まあ様々に運動をしているのです。さらに400mの陸上競技場を、何周も走っている方もおいでです。

今朝、見付けたのは、公園の隅にある「テニスコート」です。何と三面も、全天候型のコートがあるではありませんか。篠竹が通り道と分け隔てた中に、隠れているようにあったのです。誰も使っていませんでした。『えーっ、もったいないな!』と言うのが実感でした。『近くにテニス好きの同世代の御仁がいたら、一緒にできるのになあ!』とつぶやいてしまいました。

そうですね、一人でやっていると、時々言い訳が出て来て、サボってしまうのですが、早朝や夕刻に、こうやって運動に励んでいる仲間がいるだけで、『みんな頑張っているんだから!』と、自分を励まして続けられるのでしょうか。そう言った意味で、運動公園の存在の意味があるのでしょう。何人か肥満体の方もいますが、切実に思っている人もいるようです。

そこにいる人の平均年齢が、男女ともに高いのは、<健康志向>だからでしょうか。私も同じですが、<老い>に挑戦状を叩きつけているのでしょう。朝が、だいぶ涼しさを感じられるようになって来ました。『友達百人できるかな!』、と思ってみたりしています。

(写真は、”WM”による、秋の花「桔梗(ききょう)」です)