領土問題を、庶民生活に影響させない努力が必要です。庶民は庶民で、底辺の交流を続けるべきです。「不買運動」や「排斥運動」は、やがて戦火を交える戦争への導火線となってしまうからです。優れた芸術性のあるタレントをボイコットしたり、スポーツの対外試合をやめたり、旅行計画を取りやめたり、韓国製品や中国製品の不買の流れに流されてはいけません。両国政府が机を挟んで、冷静に話し合い、互いの主張を聞き合って、感情的にならないで、解決に向かって鋭意努力すべきです。
親の喧嘩を、子や孫がし、江戸の仇を長崎で討つ様なことにしてはいけません。責任を政府に委ねましょう。昔、経済封鎖をされ、在留日本人を差別され、市場から締め出されたので、日米が戦争に突入してしまった、ということを聞いて来ました。感情を傷つけられて、堪忍袋の緒を切ってしまって、『ニイタカヤマノボレ!』になってしまった過去があるではありませんか。冷静な現状判断を怠ったのではないでしょうか。また子どもたちに剣や銃や手榴弾を握らせるのですか。この美しい祖国を、再び焼け野原にするつもりですか。
「大日本」でなくていいのです。小日本主義でやっていこうではありませんか。そのほうが大国になってしまって、枕を高くして眠れない「不眠症」になるより、好いからです。子や孫たちに、この美しい国土を残してあげましょう。『日本人たれ!』と言って脅されて、素晴らしい個性を殺してしまったのが、私たちの父や祖父の時代でした。世界制覇の野心、八紘一宇の世界の実現など、二度と再びスローガンにしてはいけません。
放射能も怖いのですが、「戦争」の方が、はるかに悲惨ではないでしょうか。火の用心、お母さんを泣かさないで、馬を肥やしていきましょう。握手をしてハグをして行きましょう。次男の家で観た動画に、日本人の青年が、ソウルの街中で、『ハグしよう!』と呼びかけると、何人も何人ものソウルの青年たちが、彼にハグしてきていました。さあ握手してハグを交わそうではありませんか!