甲子園へ向けて青春を燃やせ

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 栃木市総合運動公園に、「とちぎ木の花スタジアム🏟️」という名の野球場があります。今朝も、ここに散歩したのですが、何時もは静かなのですが、応援の歓声とブラスバンドの太鼓やトランペットの音が聞こえてきましたので、それに誘われてしまい、800円でチケットを購入して、バックネットの屋根の下で、高校野球を観戦したのです。

 憧れの甲子園大会に向けて、県下の四つほどの野球場の一つで、高等学校野球選手権・栃木大会の熱闘が繰り広げられていました。あの直(ひた)向きな姿が、素敵でした。すぐ上の兄が、高校球児で、母校の栄誉を背に負いながら、汗と土にまみれて練習していた姿は、素敵でした。その兄が、今夏、八十三になるのですから、時の過ぎゆく早さに驚かされます。

 十六〜十八才の彼らが、健闘を讃えながら、直向きに野球に向かう姿は、清々しく、六十数年も前、Major な野球ではなく、Minor な送球部(ハンドボール)で、ボールを投げ合っていた自分のグランドの横で、練習をしていた野球部のことを思い出しながら、野球観戦を楽しんだのです。

 2012年8月に、上海で乗った蘇州号が、丸二日の航海で、大阪南港に、9日の朝、着岸したのです。その時は、久しぶりに、用のあった家内を残して、一人で帰国したのです。翌日の高速バスで、東京に行く計画で、その日は時間があったのです。ふと、『今頃、甲子園で高校選手権大会があるのではないか?』と思いついて、そばにいた方にお聞きましたら、やはり、大会の真っ最中でした。

 それで、地下鉄の乗り換え駅で、どう甲子園へ行くのか聞いたのです。聞いたおばちゃん軍団が、『私たちも応援に行くんです!』と言って、一枚余分のチケットがあると誘われて、盛岡大学附属高校(岩手県)と、淞南学園高校(島根県)の対戦を、島根県勢の応援団席で観戦したのです。

 『母が出雲の出身なんです!』と言いましたら、喜んでくれました。対戦相手は、前年の2011年に東日本大震災で被害を受けた県勢で、彼らにも、心の中で応援を自分はしていたのです。 Major league で大活躍できる今日日、大谷翔平や今永翔太を追いかける選手もいるのでしょうか。

 こんなに暑い中、スポーツ選手たちが、青春の火を燃やし続けられる今ほど、可能性を宿す彼らに、Yale を、スタンドから送れた一日でした。やはり夏は暑いのですが、まさに土まみれでsliding する高校球児、minor なスポーツを愛して走り跳び投げ、泳ぎ飛び込み、様々な姿が、美しいのです。勝ち負けにこだわらず、文化部でも、青春をして欲しいと願った一日です。次回の対戦は、県都・宇都宮で行われれる様です。

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