今回、長女夫婦の招きでハワイを訪ねているのですが、これまでの生活が一変していることがあります。親の来訪で、歓迎の徴がたくさん見られるのですが、日本情報を知らせたいと、大型画面のテレビのプロジェクターを買ってくれたようです。
YouTubeも見られるそうで、そのセッティング付きです。観たことのない映画やテレビ番組の案内があって、いくつかを観せてもらっています。そん中で、一番驚いているのは。「大相撲五月場所(国技館)」なのです。
子どもの頃に、相撲巡業が、通っていた小学校の校庭でりました。二所一門がやって来て、設えた土俵上で、本物の相撲が行われていたのです。その頃、遊びと言えば、野球、相撲、その後にはプロレスで、選手や力士やレスラーは、みんな英雄(スター)でしたから、誰にも贔屓(ひいき)がいました。そのプロマイドが売っていたり、写真カードがアメの箱の中にあって、そのカードが欲しくて、あまり美味しくないアメを買っていました。
それでメンコをしたり、飛ばし合ったり、手のひらで起こし合ったりのゲームもしたのです。その地方巡業の相撲には、琴ヶ浜、玉の海が来ていました。弟は、もっと覚えていて、三根山、松登、鏡里、大内山などに力士がいたそうです。もう何年も、二、三十年も相撲をとりませんし、テレビ放映も観ないままでいますから、最近の様子を知らない、浦島状態だったのです。
長女は相撲フアンで、二所ノ関部屋の贔屓なのだそうで、今では、部屋の活動や取り組み内容と勝敗をフアンに知らせる、【二所ノ関部屋チャンネル】がアップされていて、部屋の様子をリポートしているのです。これまでは、新聞の取り組み表を見たり、ラジオの放送やニュースでしか知り得なかった情報を、知らせる広報であり宣伝流行りなのだそうです。
古式豊かな相撲の世界が、時流にのって、大人気だそうです。プロ野球もサッカー(フットボール)も箱根駅伝も、今のような人気のない時代が続いていましたが、スター選手が出てきたのです。その注目度が上がって、よく言われた、「巨人 大鵬 卵焼き」で、野球は読売ジィアンツ、相撲は大鵬幸喜、食べ物人気は卵焼きは、日本の景気が急上昇して、「高度経済成長期(昭和40年代(1960年代)」の景況期に言われた時代がありました。
テレビの普及と放映で、男の大人の層から、子どもたちや女性層の人気が高くなったことが人気上昇の理由だったのでしょう。ラジオにかじり付
いて、贔屓力士の取り組みを思いに描きながら、『やったー!』と叫んだ日がありました。『大向こうを唸らせる!』、贔屓力士の大一番で、得意技で勝った後の歓声が、国技館を満たした時代に、よく言われたのです。
外国生活が長く、見る機会が少なかった私が、今場所、長女の家の大画面テレビで、映し出される映像に、女性客が多いのと、手持ちの贔屓力士の名を書いたフラッグが、取り組み前の仕切り時に、両手で広げて掲げているのに驚きました。サッカーの試合に見られるような、あのフラッグを小型化したものです。
客席の雰囲気が、和やかで、女性客や子どもの黄色い声が上がって、実に様変わりなのです。取り組みも、『こんなに激しくていいのかなあ?』と思うほどに真剣です。まさに空前の相撲ブームに沸きかえる様子が映し出されていました。日本相撲協会の発表によると、2023年11月場所12日目から「満員札止め」が続いているそうです。チケット完売のことで、8割程度の入りで判断される「満員御礼」は、この夏場所5日目で連続300日を達成し継続中なのだそうで、大人気が観客数に現れています。
緩慢な相撲がほとんど見られません。力一杯押したり、投げたり、飛んだりです。土俵際のせめぎ合いも、倒れ方の激しさに見られるように、ラグビーのタックル以上です。上手投げと言う豪快な技があるのですが、力一杯投げ、まるで力一杯飛んでいる取り組みもあるのです。それで、土俵下に、マットが敷かれるようになっているのだと、娘に聞きました。
それででしょうか、怪我で休業する力士も多くいるようです。大怪我をしないような対策も必要に感じさせらました。手に汗を握らせ、興味を湧き上がらせるだけではなく、選手生命を長らえさせる策の必要性も感じます。双葉山、千代の山、栃錦、若乃花、大鵬、千代の富士などの圧倒的な強さを持った力士が、かつていましたが、今は、見られなくなったようにも感じます。相撲愛が再燃し、《焼けボックリに火》になってしまったのかも知れません。相撲が面白いのです。
(ウイキペディアの織田信長と相撲図、今場所優勝した若隆景です)
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