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「秋深し」でしょうか、初冬の様な、気温11°の朝です。《台風一過晴天》と言いたいのですが、空は雲が多く、日中は晴れたり曇ったり、20°には届かない、今日の予報です。雲間から陽が出てきています。
四方に窓があって、360度見渡せる、鬼怒川の近くの標高100mから200mの丘陵地帯に、この倶楽部の総二階の建物は位置しています。広い関東平野が、この辺りになると標高が高くなり始めて、山岳地帯から山岳地帯に変わって行く様です。人口3000人弱の町のサイトに、次の様な記事が載っていました。
『天皇陛下の皇位継承に伴う儀式である「大嘗祭」につきましては、5月13日に本県が悠紀地方に選定されていましたが、9月18日に、宮内庁から本県産米を供給する斎田の発表があり、高根沢町のたんぼに決定いたしました。大田主は斎田を所有する大谷の石塚毅男(いしつか たけお)氏が選ばれた。』
やはりお米が美味しいのでしょうか、見ず知らずの私たちを迎え入れてくださったみなさんが、「お米」と「柿」とを台所のテーブルの上に、ご用意し、暖かく迎え入れてくださっています。倶楽部員のどなたかの田圃で収穫したもので、昨夕の食事に炊いて戴きました。美味しかった!
この夏頃から、これまでは飲むことのなかった〈薬〉を、毎朝食後に飲む様になっていたのですが、慌ただしく被災した家を出て、高血圧症の薬を忘れて来てしまったのです。それで昨日は、近くの内科医に診察に行き、30日分を処方してもらって来ました。まだ《薬の大切さ》の自覚が足りない自分に呆れています。
病弱な子ども時代に、粉薬や水薬を、イヤと言うほどに飲んだので、その分、成人してから、この歳になるまで、〈無薬自慢〉でいい気になっていのですが、食後に家内から、『薬は?』と言われては、〈クスリ〉と笑って手を伸ばそうと思ったら、壁に用意したのを置き忘れてしまったわけです。
〈玉にキズ〉は、最寄り駅から徒歩25分もあって、〈徒歩5分〉の前の友人の家と比べて遠いのです。こんなに静かで、綺麗にされて、整っている部屋に避難できているご好意に、ちっと感謝知らずなのを詫びる思いでおります。
週末には、次男が親の安否を尋ねて、やって来ると言っています。新宿から宇都宮には一本で来れて、烏山線に乗り換えで二駅です。交通の利便が好いのだそうです。環境の変化、洪水の罹災の中、家内は守られております。この町のタウン情報、獨協医大病院の附近の貸家情報などを調べては提供してくれたり、両親を慰め励まそうとしては説教の一部を翻訳して送信してくれたり、娘たちもしてくれています。長男は〈家探し〉を一緒にしようと言ってくれています。感謝!
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