季節外れ

 

 

ここ栃木の市内を流れる、かつての《舟運》で賑やかだっ「巴波川(うずまがわ)」の両岸に、鯉のぼりが、川面の上を泳いでいる光景が、先日来見られます。春の観光シーズンを飾るためです。

端午の節句に、男の子に成長を願って、庭に柱を立てて、勢いよく風になびいて泳ぐ飾りをつけるのですが、ずいぶん前から、この「鯉のぼり」が観光の目玉に使われるようになりました。清里に向かって走る車窓から、谷間を通る箇所に飾られた鯉のぼりが、春風に揺れていたのを眺めたのを思い出します。

巴波川の川底に、太陽の陽の射す角度によるのでしょうけど。鯉のぼりの影が写っていて、本物の鯉が、驚いているようです。初めてここに来ました時に、船遊びをして、女船頭さんの唄に、合いの手を入れて楽しんだのは、一昨年のことです。季節外れの〈 巴波川の鯉のぼり〉です。

(下野新聞の撮影の写真です)

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