アモイ

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今週、七年ぶりに、厦门(Xiamen、アモイ)に参りました。私たちを訪ねてくれた長男を伴って<動車Dongche、中国版の新幹線>に乗って,夕方、着いたのです。駅頭に、車で迎えて頂き、北駅から40分ほど、よく整備された道路を走って、街の中心にお連れ頂いたのです。厦门大学の海寄りの道路に来た時、その場所が記憶にありました。初めて来た時に、海浜に高架の道路が建設されたばかりで、そこを車で通ったことがあったからです。

当時、高速道路も動車もありませんでした。長距離バスに乗っての小旅行だったのです。厦门巿内も、高層建築はわずかでしたし、古い街並みを見ることができたのです。でも今週見た市内には、バス専用の市内を運行するバス専用(BRT)の道路ができ、高いビルが立ち並んで、その変容ぶりはきわだっていました。 とくに国慶節の休み中でしたから、多くの観光客が、街歩きをしているのを、見かけたのです。

『どこかの街並みに似てる!』と思ったのですが、シンガポールの中華街周辺の町並みに似ているのです。行ったことがありませんが、写真でみたスペインやイタリア風の建て方なのでしょうか。何度かシンガポールに行きました時に、娘が住んでいましたので、早朝、よく散歩をしましたからよく見知っていたわけです。街作りのモデルになるのは当然なわけで、このシンガポールの人口の78%が中華系の人たちだからです。

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アモイの街の中は、とても綺麗で、静かなのです。開放政策が行われた時に選ばれた街の一つが、この街だからでしょうか、今も、市民の平均収入は、国内でも非常に高い、豊かな街だそうです。もう少し時間があったら、好かったのですが、時間の都合で一泊しかできませんでした。一緒の息子に、もう少し多くのところを見せたかったのですが、次回に譲ることにした次第です。

彼は初めての中国でしたが、二つの街で出会ったみなさんとの交わりを通してでしょうか、すっかり中国と中国のみなさんに好感を持ったようです。『今度は、ご家族でおいでください!』と言われていました。ぎこちない中国語を使っていましたが、通じたのか通じなかったのか、それを喜ばれてもいたようです。昨日は、昼食と夕食をご馳走になって大喜びでした。『これは、朝五時に漁れた自然のエビです。養殖ではありません!』と言われて、頬張ったエビの美味しさに感動していたほどです。

今朝、友人が、六時前に迎えに来てくださって、空港までお連れいただき、北京経由で、成田まで帰って行きました。ちょっとせわしなかったのですが、好い旅行だったことでしょう。空港のケンタッキーで、家内が払おうとした隙に、払って頂いた「ラテ・コーヒー」が、ことのほか美味しかった早朝でした。

(”百度”から、厦門大学、BRTの駅です)