「東進ハイスクール」の予備校生、3535人に、「日本の将来とリーダー像に関する調査」(実施期間:2012年12月2日~7日) 」をした結果が、「サーチナ」から公表されていました。その中で、「理想なリーダー像」を聞いたところ、
一位 スティーブ・ジョブズ(アップル社の創業者)(250人が選ぶ)
二位 小泉純一郎(元内閣総理大臣)(226人が選ぶ)
三位 坂本龍馬(土佐藩を脱藩した幕末の志士)(180人が選ぶ)
という調査結果が出ています。「今の日本に必要なもの」については、
一位 「行動力・実行力」(50.1%)
二位 「決断力」 (29.7%)
三位 「国際競争力」(29.2%)
とのことでした。さらに、「今の日本のリーダーに期待すること」を聞いたところ、
一位 「行動力・実行力」(51.6%)
二位 「結果に 対する責任を持つこと」(31.3%)
三位 「決断力」(30.3%)
との結果がでています。そして、「日本の将来に期待すること」については、
一位 「技術立国としての復活」(回答率32.6%)
二位 「幸福度が高い国」 (29.5%)
三位 「経済大国としての復活」(26.3%)
ということです。その反面で、「日本の将来に心配なこと」は、
一位 「国の財政破綻」(44.4%)
二位 「景気低迷」(26.6%)、
三位 「世界での存在感の低下」(25.8%)
といった結果でした。さらに、「日本の将来は何色か」を聞くと、
一位 「グレー」(33.8%)
二位 「白」(12.9%)
三位 「青」(9.3%)
と言った、「寒色系」の色を選んで回答しています。
日本を導いて欲しいリーダー像としては、IT関連企業のジョブズ氏が選ばれたことは、そういった時代の背景があるからでしょうか。彼が持っていた「行動力」、「実行力」、「決断力」、そしてアップル社の「国際競争力」の高さが、若い高校生を捉えているようです。しかし、高校生は、将来の日本を、悲観的に見ていることを知ることができます。
さて、この高校生たちの87%が、『将来、リーダーとなりたい!』との願いを持っているそうです。ぜひ、この国のリーダーたちに、こういった調査結果を、しっかりと分析し、次の時代を担っていく若者たちが、「夢」や「幻」や「理想」に燃えて生きていける社会を作り上げていただきたいものです。私たちの時代は、右肩上がりだったのですが、生きている時代を冷静に見極める目は、現代の高校生に比べて劣っていたかも知れません。彼らに期待しましょう!
(写真は、生前のスティーブ・ジョブ氏です)