踊子草

.

.
この花は、「オドリコソウ(踊子草)☞「里山を歩こう」から」だそうです。花を見ていますと、踊っているように見えるのですから、命名者のインスピレーションは素敵ですね。春の陽光を浴びて、花が踊り出すように咲き出しているのでしょうか。人が訪れそうもない、広島県天釈峡の山野では、大自然の讃歌の声が聞こえてくる事でしょう。

中国地方では、岡山市と倉敷市、そして福山市を訪ねた事がありました。岡山駅の駅前の果物店で、<10000円>の値札のついた、「マスカット」を買った事があります。その頃、母が入院中で、<子宮癌>の宣告を受けて、<余命半年>だと言われての闘病中でした。まだ、3万円の月給しかもらえなかった頃でしたが、奮発したのです。好きな瑞々しい果物を食べて、癌を克服して欲しいと願ってでした。母が50歳ほどでした。

ところが、95才まで母は生きて、天に凱旋しました。母の主治医は、その治癒を信じる事ができなかったのです。何度か検査をしたのですが、病根は消えていました。《奇跡》とは主治医は言いませんでしたが、こんな事は、これまでなかったそうです。母の心の内側には、何か強いものがあったからでしょうか、病魔に立ち向かう力を宿していたのでしょうか。

.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください