弥生三月

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 「一月往ぬる二月逃げる三月去る」

と言うそうです。最初の一月は正月、二月は節分やうるう年、三月はひな祭りなどの行事が多くて、この年の初めの三ヶ月は、あっという間に、時が過ぎていくことを、そう言っているそうです。

 一月から三月までの時期は時間の流れが速く、毎日があっという間に過ぎ去ることを例えたのです。「い(ゐ)」、「に」、「さ」と、月のひらがな表記の頭の字で、言い表したのです。

 まさに、『もう三月!』、例年になく寒い冬を過ごした私たちですし、また寒波が襲来すると天気予報が言っています。三月の終わりにも、四月の初めにも、雪が降ることだってありますから、まだまだの春ですが、辺りはもう春満載気分の此の頃です。

 卒業と入学や入社、入院はないに越したことはありませんが、今年も、上野には行けそうもありませんが、隣町の思川の堤の桜を観に行ってみたいと思っています。観れるでしょうか。「田」に「心」を寄せた「思」の川なのだと聞きました。

 今日は、3月の1日で、私たち四人兄弟の二親は、明治と大正の弥生三月生まれでした。二人とも、早生まれだったのです。上の兄も、この月に生まれて、今年、85歳になります。

(去年の小山市役所の近くの思川の桜です)

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