まるで春がやって来たような、日中の陽気の一月の初めです。ちょっと急ぎ足で歩きますと汗ばむほどです。これが体調を崩してしまう原因なのか、体がついていけなくて、ついに風邪を引いてしまいました。一昨日は「小寒」、「寒の入り」なのにです。一年で最も寒い時季ということでしょうか。先日も、我が家から道路を挟んだ広場からは、「北国の春」のカラオケが聞こえてきました。せっかちに春の到来を願う人の歌声でした。
秋から冬に移り変わる時期に、この何年のもの間、決まって「腰痛」が始まっていました。それで、一週間ほど寝てしまうのですが、今冬は、それがないのです。腰がスッキリしないでいるのですが、立っていられないほどの痛みがこなかったのです。無理をしなかったからでしょうか。体が若返ったのならいいのですが、それは望めないことです。
間も無く「大寒」、そして「立春」を迎えるのです。そろそろ日本では、梅の花が咲き始めてくるのでしょうか、あの馥郁(ふくいく)とした香りはなんともいえません。このアパートの中には、何種類もの木が植えられていて、緑の葉が青々としているのです。ほとんどの木の葉を落としてしまう日本の冬との違いに、やはり異国情緒を感じております。昨日も、体にいいと言って、若い友人が、「落花生」を持って来てくれました。これは、中の実を包む薄皮が、赤いのです。ほとんど切らさないで、買い置きをしている落花生が底をついていたのです。口が寂しい時に、体に好いと、この落花生を食べています。
今日は、「七草粥」を食べるのですね。春の七草を食べる習慣は、こちらにはないようです。その代わり家内が、「大葉(青紫蘇の葉)」を、新設の青物市場に行って買って帰ってきました。サラダに入れてくれましたが、結構美味しいものでした。まだ少し咳が残っていますが、体の痛みが取れましたので、もう大丈夫でしょう。そう、赤い鼻緒のじょじょ履きたい「みいちゃん」ではありませんが、「春よ来い!」の心境です。
(写真は、草履<じょじょ>などの「履物屋」の店頭です)