怒り

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自分が欠点だらけでいけないのに、『どうも父の血を引いてしまったようで・・・』と言い訳していた時期がありました。自分が《短気》なのを、父親のせいにして、父親に恥をかかせてしまったていたのです。少なくとも、人は、l「成人映画」が観られる《18歳》になったら、「選挙権」のある《二十歳(はたち)》を過ぎたら、もうしっかり自分の責任で生きなければならないのです。

「日本アンガーマネジメント協会」という団体があるそうです。怒りやすく、激しやすい人に、<講習>を受けてもらって、その悪癖を矯正する講座を開いているのです。また、<企業研修>も行っているそうです。そして、この数年、この協会で、「アンガーマネジメント大賞2017」という賞を、アンケート調査で決めて、表彰しているそうです。この"アンガーマネジメント"とは、「怒りの感情と上手に付き合う(怒りの管理)」と訳されていて、1970年代に、アメリカで始まった働きです。

さて、2017年、「上手に怒りの感情をコントロール・対応したと思う有名人」は次の人たちです。
第1位 松山千春氏(歌手、俳優)
第2位 村田諒太氏(プロボクサー)
第3位 市川海老蔵氏(歌舞伎役者)
第4位 桐生祥秀氏(陸上選手)
第5位 バナナマン氏(お笑い芸人)

松山千春は、飛行機のトラブルで、離陸時間が遅れた時に、自分の持ち歌を、機長の許可を得て歌って、乗客のイライラの解消をしました。また、ボクサーの村田諒太は、勝ち試合を、審判の判定で負けを喫したのです。このことに、『第三者が判断すること。僕自身が勝敗について言うのは違う。』と冷静に受け止めていました。そのことが、半年後の再試合でと言いますが、""圧倒的勝利をして、タイトルを奪還したのです。怒りとの付き合い方が、抜群でした。

私の愛読書に、『怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。』とあります。いやー、すごい挑戦です。怒りを爆発させてしまったことが、若かりしころに、何度かある自分には、耳と心が痛いのです。家内が、『最近は、怒らなくなった様ね!』と言いますが、"怒りのマグマ"がくすぶっていそうで、まだまだ安心できません。もし怒り始めたら、"九九"をやるか、"食べた物"を順次思い出してみたら好いかも知れません。

でも、根本的には、"心根"を変えていかなければならないのでしょう。自分が怒られる対象なのに、怒られないで、赦されている事を思い出すのが好いのでしょう。そうしたら《心の勇士》になれるかも知れません。

(昨日食べたのがすき焼きでした)
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