美しいいちょう並木が

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 まるで燃える様なイチョウの初冬の装いです。毎年、次男が撮影して、その写真を、昨日、家族のチャットで送ってくれた、神宮外苑の並木道です。東京の人気な観光スポットなのだそうです。シーズン終わりには、ものすごい量のイチョウの葉が乱舞することでしょう。それも見ものになるに違いありません。清掃の心配までしてしまいました。

 このイチョウですが、漢字では、銀杏、公孫樹と二種類の漢字があり、「いてふ」とひらがな表示もしています。与謝野晶子は、よくこの銀杏を愛したて詠んだ様です。

不思議をば形にしたる木の如く月夜に葉をば捨つる枝かな

日の射して狐の毛にも似る銀杏稀に青かる極月(ごくげつ)の空

金色の小さき鳥のかたちして銀杏ちるなり岡の夕に

 家内が入院をした、壬生町の獨協医科大学の銀杏並木も見事です。2019年の正月に入院し、退院した今も通院をしていますが、今は3ヶ月おきなので、緑の葉も黄金の葉もタイミングが合わなくなっている今です。喜ぶべきか残念がるか、少々複雑な思いがしております。今頃は、神宮に負けないほど綺麗な黄金色なのでしょうね。

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