[旅に行く] 海山を渡って飛ぶ

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 身長173cm(最長期のもので今は?)、体重69.5kg(今現在)の私にとって、[体長 10cm、体重 0.5g足らず]のアサギマダラ(浅葱班目)の飛行距離が、2500kmだと聞いて驚嘆しています。もうこれは、創造主の傑作の一つだと思わざるを得ません。鶴がヒマラヤの山を超えて飛ぶと言うのも驚きですが。それよりも、この私が、まだ自転車でスイスイしてることが不思議でしょうか。

 「アサギマダラは体長4〜6センチ。春には北海道や本州北部、秋には九州や沖縄などに長距離移動する。本県では奥日光でも個体が確認されている。県立博物館などによると、今年も6月下旬に県内で飛来が確認され、お盆明けごろには南下を始める見通し。」と、「下野新聞」の2022812日号で伝えていました。

 風に乗ってひらひらと飛ぶのでしょう。その飛ぶ力、Energie は、花の蜜なのだそうです。フジバカマ、テンニンソウ、コシアブラ、モンパノキ、コスモスなどの花から吸蜜しているのだそうです。花の純粋な蜜は、私たち人間にもよいのでしょうね。
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 聖書に、蜂蜜(honey )と ミツロウ(「ミツバチの巣の滴り」と訳されています/蜜蝋/ honey corn)が出てきます。

 『それらは、金よりも、多くの純金よりも好ましい。蜜よりも、蜜蜂の巣のしたたりよりも甘い。(詩篇1910節)』

 蜜は、甘いだけではなく、身体には有益な食べ物であるようです。アサキマダラは、それを摂取して、長距離を移動できるのです。花の蜜を求めて飛び、吸蜜しては飛んで、長距離を移動するのだそうです。[0.5g]の体に、どれ程の量の蜜を蓄えられるのでしょうか。しかも、独特な種類の花の蜜をです。

 下の息子が、自分の母親の体に好い、回復に良いと言って、[マヌカハニー(manuka honey)]を持ってきてくれたことがあります。自然天然の中に、創造主は、驚くべきものを備えておいでです。人の知恵で科学的に生成したものも、神の与えられた知恵によって製造されますが、自然界には、未加工なままに、驚くほどの物質が備わっているのです。

 身体の中に、たぶん血液や体液の中に、外部から侵入してくる有害な物質を駆逐してしまう、自然治癒の物質があって、それを有効化するものが、自然界には多くあるのでしょう。

 それにしても、アサギマダラの長い旅には、驚かされます。それを風に乗せて運ばれる、創造者の方が、さらに、私を驚嘆させてしまいます。代を替え、子や孫が同じコースをたどるのは、神がくださる《いのち》の輝きでしょう。一緒に風にのって、2メートルほどしかジャンプしかできない私は、山を越え海を渡って、飛んでみたいなと思うのです。

(「下野新聞」に掲載された写真です)
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