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一面に広がる小麦の穀倉地帯に、このウクライナの国が位置しています。聖書に、次のような言葉が記されてあります。
『主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」創世記12章1~3節)』
流浪の民と呼ばれ、異邦の人たちには、「向こうの川から渡って来た者」という意味の、「ヘブル人」と呼ばれた民族です。でも、この民の族長の「アブラハム」への約束は、二十一世紀にも生きていて、私は、次の聖書のことばに従って生きています。
『エルサレムの平和のために祈れ。「おまえを愛する人々が栄えるように。おまえの城壁のうちには、平和があるように。おまえの宮殿のうちには、繁栄があるように。私の兄弟、私の友人のために、さあ、私は言おう。「おまえのうちに平和があるように。」(詩篇122篇6~8節)』
今日まで、「エルサレムの平和」を祈ってきました。踏みにじられた街でしたが、この都は、「大王の都」、王の王の都であるからです。この王となるために、イエスさまは、人の子の姿を取られて、この世にお生まれくださったのです。アブラハム、ダビデの末裔としてです。そして、異邦人である日本人の私のためにも、十字架に、私の罪の身代わり死んでくださったことを、25歳で信じさせていただき、半世紀が経ちました。
やがて、このイエスさまは、エルサレムにおいでくださって、「黄金の門」から入城されます。今は、天の御父の右に座しておられますが、やがてそこを立たれて、エルサレムの王座に着座なさるのです。全天全地の統治者、審判者としてです。それが私の世代で成就して欲しいと願っていますが、そうでなくても、来られます。
このキリストを生み出した、ヘブル人、イスラエル人、ユダヤ人と呼ばれる民のためにも祈っています。今、ロシアの侵略による攻撃を受けているウクライナ。そのの大統領、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)氏は、アブラハムの家系なのです。
受けた祝福への感謝のために、踏みにじられたウクライナの大地に、小麦を収穫できる季節が来るのを信じて、「アブラハム、イサク、ヤコブの神」にご加護を祈ります。
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