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昨日、メールアドレスのパスワードを忘れてしまったのです。何度か自分で変えたり、新しいサイトで作業する時に、次男に助けてもらって変えたりしてきて、最終的なパスワードを記録しておかないままでした。それで、便利なサイトにアクセスして、ダウンロードしようとしたのです。『×××@gmail.comー⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎ですると、〈パスワードが違う〉00と出てきてしまうけど、変更するにはどうしたらいいの?教えて!』と、次男にメールをしたのです。
そうしましたら、彼は、パスワードを覚えていて、教えてくれたのです。それで、『メモしといてね!』と言ってきましたので、〈備忘録欄〉に、メモしたのです。それで、『はーい?♂️痴呆の父親より、いろいろ覚えておいてくれてありがとう!』と返事をしましたら、『まだ全然、大丈夫。たとえそうなっても自然の掟。?』と言ってきたのです。
自虐的な父親を、励まそうとでも思ったのでしょう、忘れっぽくなってる私に、〈まだ全然大丈夫〉と言ってくれました。そして〈自然の掟〉だと言ってきたわけです。つまり、〈なる様になってしまう自然の流れ〉だと言いたかったのでしょう。今や、〈ややっこしい世界〉に分け入ってしまい、もうついていけないほどの複雑な迷宮が目の前に広がっています。
最近、葉書や封書でやってくる〈QRコード〉を、スマホやiPadの〈カメラ〉で読み取ると、サイトにつながる操作や、タブレットを使った会談参加など、利用する様に言われていますが、まるで迷宮に入っていく様で、ハナっから拒否反応が起こってしまい、ついていけないのです。そんなことしなくても、ちょっとの不便を忍べば、まだ生きていけるので、手がなかなか出ません。
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異次元に誘われて、ちっと昭和のジイジは混乱している様です。カセットテープレコーダー、ポケベルなどには、あの頃は、真っ先に飛び込めたのですが、最近のメディアの進歩には、もう指も頭も凍りついてしまって働かないし、なんだか痴呆が進んでしまう様で、自転車にまたがって外出したほうがいいのです。
きっと痴呆傾向の年寄りは、地方に住んで、自然と親しむほうが好い様です。昨日は、フイと家を飛び出して、街探検に出掛けました。まだ未知の道があって、そこに踏み込んだのです。スーパーで売ってるのとは違って、水槽に沈めた豆腐を売ってる店も、自家製の和菓子店も、自家製の惣菜を売る商店(ここで「しもつかれ」を売っていて美味しいのです)も、製造販売の下駄屋もあって、昔ながらの〈昭和の世界〉が、道筋に残っていました。
でも、わが国の総理大臣の記者会見の話を聞いていますと、ネットの世界と同じで、〈カタカナ語〉ばかりが飛び出してきて、『日本人だから日本語を使ってくれないと分からないよ!』と、家内と異口同音の反応を示したのです。これも拒否反応の一つです。
地方の街中の昭和に郷愁を感じ始めたら、痴呆の始まりなのでしょうか。それが、〈自然の掟〉とやらでしょうか。この掟の最たるものが、〈弱肉強食〉です。どうも弱いものを食って、強くなることができない人生を歩んできた様で、自分も弱いままですが、そんな自分を褒め直して、地方の街で、〈自然の掟〉の中を、家内と一緒に生きています。まだご安心ください。
(栃木名物の「しもつかれ/鮭の頭と野菜を煮込んだおかず」です)
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