島根県東出雲に咲く「ボントクタデ(凡篤蓼)」です。島根は、兄二人が生まれていますし、母の故郷でもあります。地域名を「山陰」と言われるのは、ちょっと日陰者の様に呼ばれて気の毒ですが、母も兄たちも、そんなことを思ってもみなかった様です。岡山や広島が「山陽」と呼ばれるのですが、島根や鳥取が、別に中国山地の影に隠れているわけではなく、陽も燦々と降り注ぐ土地柄です。こんなに綺麗な清楚な花を咲かせるのですから。☞[HP「松江の花図鑑」]
弟と私が生まれた中部山岳の山奥は、まさに「山陰(やまかげ)」でした。でも自然の美しい山村だったのです。熊や鹿や雉(きじ)などの肉が食べられ、山菜も、木の実も豊富でした。もう今頃は、紅葉で綺麗に山が飾られていることでしょう。もうずいぶん帰郷していないのです。親族もいないし、過疎の村ですから、知人も住んでいないのでしょう。
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