国民


日本の復興にとって最も強大な資源は「国民」―米紙
2011年4月13日 08時57分 (exciteニュース)

 2011年4月8日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの中国語版ウェブサイトは、日本の復興にとって最大の資源は「国民」であると論じた。以下はその内容。

 それはまるで昨日のことのようだ。筆者は今でも50年代初めのミュンヘンで深夜、大量の掘削リグが「ダ、ダ、ダ」という音を鳴り響かせていたのを覚えている。彼らは当時、徹底的に破壊された街の再建に励んでいた。もはや再建は不可能だという声も上がっていた。ドイツの工業が再び欧州の強者になる日は絶対に来ない、と。だが、わずか数年後、ドイツ人は街を復興させたばかりでなく、世界のトップ3に入る実力をつけた。

 今、 ほぼ同じ試練が日本人の目の前に横たわっている。そして同じように、日本人はもうダメだ、復興など不可能だという声も聞こえている。世界銀行の試算による と、日本が復興を遂げるには5年の歳月と2350億ドルの費用が必要。今年の国内総生産(GDP)成長率は0.5%減少するが、再建作業が本格化する今年 後半には再び上昇するとの見方も示した。

 日本人は深夜も働き続けたドイツ人によく似ている。社会における教育と愛国主義への重視も突出している。この国は土地が狭く、自然資源も乏しいのにこれほどの繁栄を成し遂げたのだ。だが、最も強大な資源は「日本人」という国民だ。彼らはほぼ全員が優れた教育を受け、目標を成し遂げようとする強い意志を持っている。常に革新の精神を持ち、心の底から国の盛衰興廃に関心を寄せているのだ。(翻訳・編集/NN)

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