きのう昼前に、友人から電話があり、街中の一つのバスターミナルで会うことにしました。そこは私たちのアパートの脇にあるバス停から一本で行けるのです。全国展開のモールが開店したおかげで、4系統しかなかったバス路線が、10系統以上になり、まだまだ増えそうです。もしかしたら、一番便利な場所になりつつあるのかも知れません。私たちの周りには、建設中のアパート群が数えきれないほどあり、その他にも建設する土地が広がっていているのですから、町の中心部から郊外の地に、引越してくる人々が増えてきそうな勢いです。しかも、地下鉄の開業も予定されていて、将来は、「市政府」も移ってくると言われているのです。
さて、バスに乗り込んだのはいいのですが、空調(エアコン)が効きすぎていて、クシャミが出てしまいました。いちばんの問題は、外気との温度差が大きいことです。こんな低い温度の中を、一日中運転する方が、何となく気の毒な感じがしてしまいました。終点に着いて、キョロキョロと見回していたら、家内を見つけて友人が声をかけてくれました。この友人と、どこへ行ったのかといいますと、実は「◯小媽」という店に、水餃子を食べに行ったのです。手作りで、この町一おいしいのです。それで、お互いに家に行き来をしないときは、最近、ここに行くことにしているのです。
そうこうしていましたら、別の友人から電話が入り、『いっしょに食べませんか!』と誘って、結局そのかたと友人と、都合五人で、真夏の昼食に、一人一皿20個の水餃子を食べてしまいました。みじん切りのにんにくに酢と醤油と唐辛子のペーストになったものでタレを作り、それに付けて食べるのです。一般的に、小麦粉の料理は、北の方の食べ物ですが、華南の地でも餃子や麺類の料理は多いようです。「暑気払い」には、これがいちばんですね。もちろん冬にも、白く息を吐きながら食べるのですが、夏でも冬でも、春でも秋でも、四季を通じて、実に美味なる食べ物です。帰りには、冷凍にされたものを、饅頭と一緒に買って持ち帰りました。
帰ってきてから、散歩の帰りに買った「西瓜」が冷えていましたので、冷蔵庫から出して食べたのです。夏には食欲が減退すると言われていますが、家内も私に負けずに、20個の餃子を食べきって(実は一個だけ、そっと私が食べてしまいましたが)しまい、まだ欲しそうな顔をしていました。バスターミナルから、炎天下をだいぶ歩いたのですが、大丈夫でした。手術後、弱気になっていた彼女ですが、元気を恢復してきているのは感謝なことであります。帰りは、後からやってきた友人が、車で家まで送ってくれました。
北海道でも、アメリカでも、例年になく暑い夏だと聞きますが、私たちは、こんな夏、こんな夏休みを過ごしております。ご安心下さい。
(写真は、「入道雲」とも言われる夏の風物詩の「積乱雲」です)