木枯らし1号に思う

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 この13日には、木枯らし1号が観測されたとの知らせを聞きました。気象の世界が、常識にとらわれないで、ヤンチャに動く回っているように感じられています。このヤンチャの原因は、地球やそれを取り巻く宇宙全体のバランスを、人が崩してしまったからでしょうか。そんな中、木枯らし情報を得て、歌を思い出しました。

かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
きたかぜぴいぷう ふいている

さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけおててが もうかゆい

こがらし こがらし さむいみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
そうだんしながら あるいてる

 これから本格的に北風が、日光連山あたりからピイプウ吹き始めて、木枯らしが寒さを運んでくるのでしょうか。ここから見える筑波山も、日光連山も、遠望の富士山も、そして地元の大平山も、そろそろ冬模様を見せているのでしょう。

 今では、車も電車も暖房があって、快適な旅ができるのですが、かつては、凍えるようにして背をつぼめて、とぼとぼと歩いて、日光例幣使街道、日光街道、奥羽街道を、侍も商人も農民も歩いていたのでしょう。

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 北国の人は、歩幅が小さく、背を丸めて歩くので、同郷の人には、それが分かって、親近感が湧くのだそうです。高度成長期に、東京に出稼ぎで出て来られた東北出のみなさんは「上野駅」、山梨や南信州の方は「新宿駅」、北陸のみなさんは「米原駅」などが、ターミナル駅で、そこは、お国訛りが聞こえる〈故郷を感じるポイント〉なのでしょう。

 ふるさとの訛り恋しき上野駅

 上野駅よりも、新宿駅の利用の機会の多かった中部山岳の生まれの私ですが、JR新宿駅から信州方面の列車に乗ったことが何度もありました。座席に着くと、周りから、信州弁や甲州弁の訛りが聞こえてきて、車内はもう諏訪や甲府の世界を感じさせられてしまったのです。

 以前、ブログにも取り上げたのですが、「春の背筋と歩幅」と言うことばを聞きました。今年は、すでに木枯らし襲来もあって、もうそろそろ「冬の・・・」に変わって、春から延ばし、この夏の暑さに縮めた背筋を、今度は寒さに縮めるのでしょうか。歩幅だって、豪雨や強雨や強風で狭くしたのですが、天気がよくなりますと、歩幅だって、浮かれた気分で広くなるのです。逆に天気が悪くなったり寒くなると、狭まるのです。

 人生の王道を、背を伸ばし、歩幅もとって、闊歩したいものです。イエスさまは、未舗装、未整備の道を歩まれ、私たちの世界を歩いてくださったお方です。石ころ道や茨の道を、雨や嵐の中を歩き回られました。それは倦み疲れた私たちに会われるためでした。この私にも会ってくださり、それから、主の傍を並走して、今日に至っております。

 もう少し歩んで、到達点に達したいと願っております。生まれてから、どれほどの歩数かは数え切れませんが、つまずいたり、電信柱にぶつかったり、倒れたりしましたが、起き上がって、また歩み続けて、今日まで歩んで来られました。感謝ばかりです。

( “illust  image” のイラストです)

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