婚礼

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私たちには、四人の子どもが与えられ、次男が二十歳になった時、その《子育て》が、『終わった!』と思いました。長男から数えて、《28年》の年月だったでしょうか。みなさんが、そうなのですが、初めての親業を始め、"クスグッタさ"を感じながら、自分の父親の事を思い出し、失敗も多かったのですが、結構真面目に、家内と二人、親をやって来たと思い返しています。

自分の欲しい物を買いたかった事もあったのですが、"我が儘"を引っ込めて、子ども優先で後回しのまま、先週末、次男の婚礼に出席しました。《男児佳人を得》、次男に最善の伴侶が与えられて、その二人を眺めた感情は、《平安 》でした。また、《責任の完了》を感じて、肩の荷がスルリと降りた様です。

次男は、八つ違いの兄の司式で、"Better half"と、互いへの責任を約束し合う事ができたのは、新しい一歩としては、最高だったに違いありません。社会的な責任をとって、素敵な家庭を作り上げ、訪ねてくる人たちが、日常のプレッシャーから癒されたり、新しい生き方を見出して救われたり、ホッとできる場所になったらと願いながら、式の間、会堂の席に座って、そんな事を願っていました。

『溢れる恵みが満ち満ちる様に!』と、次男が生まれた時に願った日の事を思い出しています。これから始まる二人に、47年の結婚歴の私たちと、時の後先はありますが、《好い家庭》と《好い関係》と《好い空間》、そして《溢れかえる恵み》を願う、新緑の四月朝です。

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