悲しくてなりません

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『世界中で、人の心が荒れ荒(すさ)んでいる!』ようです。と言うよりも,<愛が冷えている>時代が到来しているのかも知れません。地球温暖化で、地球上は酷暑、猛暑、暴雨に見舞われて、人の心が、余裕や我慢や忍耐をなくしてしまったのでしょうか。天気のせいにしてしまうのは言い逃れです。みんなが不快や不安を、同じように感じているのですから。

今朝のニュースで、目の不自由な女子高校生が、暴行を受けて三週間の怪我をしたと伝えていました。白杖が触れて転倒された腹いせで、後ろから足を強烈に蹴り込んだのだそうです。しかも無言で、そうしたのだそうです。社会の中で、強者が弱者と共に生きることによって、<優しさ>を心の中に培う、素晴らしい機会なのに、なんて言うことでしょうか。そこはスパルタはなく、JR川越駅だったそうです。

かつては体の不自由な方たちは、家に籠もって、なかなか社会進出をしませんでした。『人に迷惑をかけるといけないから!』と言ってでした。そんな中、『優しい社会を作ろう!』と言う社会意識が強まってきて、<点字ブロック>が設けられ、道路などの<段差>が解消され、横断歩道の音声でのお知らせなどに努めてきています。どうも、心の中に、もっと大切なものを設ける必要があるようです。

先日も、盲導犬が、追尾して来た男に、フォークのような物で刺される事件があったばかりでした。また、こんな事件が起きて、この女子高校生は、外を歩けなくなってしまうのではないかと心配でなりません。この加害者は、<平成の大悪人>です。朝から悲しくてなりません。点字ブロックを白杖で触れながら、登校し、出勤し、買い物に出るみなさんが、人の愛や善意に触れて、安心して生きられる社会であることを、ただただ願う朝です。(10日に記す)

(写真は、”旬彩館”より「マツムシソウ」です)

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