家内の宝物たちです

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 『正しい人の行く道は平らです。あなたは正しい人の道をならし、平らにされます。(イザヤ267節)』

 人には、防護本能(防衛本能でしょうか)があるのでしょうか、今や〈老い〉との対決に違いなく、こちらに越してきてから、車がないこともあって、散歩に励んできたのです。それにしても、『ずいぶん歩いたなあ!』と言うのが正直な思いです。

 山道も、畦道も、外国の道も、車の故障で高速道の端も含めて、この二本の足は、歩き続けてきたので、感謝の思いで、この年齢になって、ふと足元を見つめているところです。でも、上を見ないといけません。そこには、どんな凸凹道でも、「平にならされる神」がおいでだからです。

 YouTubeに、「100歩歩くより足振りを」と言う整体師の番組があって、天候や所用で、ちっと歩けなかったので、その勧めをやってみたのです。ほんの五分ほどでしたが、翌朝起きましたら、な、なんとお尻がいたくて起き上がれないほどだったのです。壁に手をついて、足を前後に振り、捻ったりしただけだったのです。どうもふだん使わない筋を傷つけたようです。

 『老いないために!』、『老いを蹴散らすために!』のスローガンは良いのですが、チェック機能のない〈代替運動の勧め〉は、要注意だと感じた次第です。家内が、スマホ操作を覚えてから、運動や食べ物や supplement 情報に耳と目を向けていて、なお、先日帰省した長女の勧めもあって、より敏感になっています。

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 朝食に、野菜スープを飲むようになって、数年経ちます。友人の奥さまから、いただいた本を読んでからです。それは私たちに適していて、励行しているのです。また東京にいる若い友人が、無農薬の糠(ぬか)を手配してくださって、それをフライパンで炒めて保存し、スプーン一杯を、そのスープに入れて飲み始めました。さらに、美味しくなって愛飲しているのです。

 先日、中国からお見舞いに来てくださったご婦人が、「プロティーン」を持ってきてくださったのです。以前ご主人が、関西方面の大学に出張で来られた折にも、時間をさいて、ここを訪ねてくださって、頂いたのと同じ物でした。それに、長女がコストコで買ってくれた、coconut oil 、有機蜂蜜、collagen powder 2種、友人がくださったイスラエル産のデーツ液などを、バナナ、ブルーベリー、ヨーグルトに入れて、食べているのです。何か身体が喜んでいるようです。

 それに、中国漢方の木の実や海産物、薬草も、中国本社から東京に戻って来られる中国人のご家族から、家内のためにと頂いているのです。良いものばっかり、『身体に良いから!』と、飲んだり食べたりしております。《愛》で押し流されそうです。臍曲がりの私は、逆に《採らない勧め》にも、何か意味がありそうに感じてしまうのです。家内は、『一番なのは、感謝だよね!』と言い、祈りによる神さまの祝福こそが、最高の秘訣なのだと言うのです。

 私は、サプリメント愛用家ではないのですが、適当な運動と、日常の普通の食事に、バランスよく、おかずの種類を多くして、それを口に運び、喜びと感謝で頂くことこそ、最大の健康の秘訣だと思っています。四人兄弟で、おかずを取られないために急いで食べて、残ったものを横取りしてしまうと言う、〈三男坊の悲しい習性〉で生きて来てきたので、反省点も実に多いのです。

 『来週行くからね!』との message を送って、次男が時々来てくれます。浅草の老舗和菓子店の「よもぎ餅」を欠かせずに入れ、紙袋いっぱいのお土産を持ってです。一緒に過ごせない代わりに、メールをくれる次女、家内の通院に送り迎えをしてくれる長男、四人を産んだ家内の《宝物たち》です。そんな《喜び》で、母親は輝くのです。そして私にも、そのお裾分けがあります。

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