食べること

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 『 だから、わたしはあなたがたに言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また、からだのことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。いのちは食べ物よりたいせつなもの、からだは着物よりたいせつなものではありませんか。(マタイ625節)』

 「身体によい食べ物」、たくさんあり過ぎて、みんな買っていたら破産でしょうね。『◯◯にいいです!」で net はあふれかえっています。『たった××× 円!』の触れ込みで売られています。関節痛、骨の脆さ、大腸た胃腸や痴呆や肌荒れ、ハゲまで、体の部位ごとに、驚くべき〈 💊 supplement 〉が、目が回るほどにあるのだそうです。

 昔の人は言っていました。『偏らずに、たくさんの種類のものを、季節に応じて食べて、減塩、減糖、減油の食生活をするのがいいのでしょう。』と。「一汁二菜」、まあ「一汁三菜」くらいにするのがいいのかも知れません。子どもの頃、ご飯を、何杯もおかわりして、腹イッパイ食べてもらったのを思い出します。満腹感を満たしたのです。

 母は、工夫してくれました。カタ焼きそば、ハンバーグ、カレーライス、ちらし寿司は最高に美味しかったのです。日本人が、肉なんかあまり食べない頃に、肉屋に行って、ひき肉にしてもらって作ってくれたハンバーグは絶品でした。母はパートで働いて、その収入を上乗せで食事を用意してくれました。ちちらし寿司は、時々、見様見真似で、自分でも作るのですが、家内が喜んでくれます。

 今週もお客様が来ると言うので、カレーライスを用意しました。ニュージーランド産の牛肉、トマト、玉ねぎ、にんじん、馬鈴薯、林檎、ニンニク、ケチャップ、カレールー、醤油を用意しました。玉ねぎは、透き通るようにオリーブ油で炒めます。トマトは熱湯につけて皮を剥きます。りんごは擦ったり細かく切って入れます。中国華南で、学生や留学生たちがやって来て、よくカレーを食べてくれました。教師も来てくれたほどです。
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 おかげで料理、調理の腕を、少しは上げることができました。母が一年ほど入院していた、高校2年の頃、父の手伝いで、家事全般をしたのがよかったのでしょう。だからでしょうか今でも苦になりません。47年も支えてくれた家内への返礼で、選手交代の今です。最近は、お昼の用意は、家内がしてくれるようになっています。夕食も、時々一品ほど作ってくれるようになってきました。驚くほどの回復なのです。

 正しく食事することが、予防医学、健康維持や増進につながるのです。創造の神は、人が食べる必要を満たすために、さまざまな食物を備てくださいました。地域に応じ、季節に応じて、地は食料を実らせ、清い水を湧き上がらせ、ひつの健康維持のために、十二分の備えを、神がなさったのです。

 イエスさまは、「食いしん坊」と悪口を聞かれたのですが、「食べること」を軽視されずに、楽しまれました。弟子たちや集税人たちと、喜んで食卓を共にされたのです。人に、「食べること」が必要であり、心を喜ばすことだとお知りだったのです。きっと、天国には、食卓が用意されていて、食べ物も供されることでしょう。そいて。私たちは感謝して、それをいただくのに違いありません。

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