今散歩で見られる花です。凌霄花(ノウゼンカズラ)、木槿(ムクゲ)、立葵(タチアオイ)が最盛期でしょうか。梅雨空の中、その立ち姿は素敵です。箱根では、先週末、600mmもの雨量が記録されたそうです。熱海で崖崩れのニュースがありました。
どの花も好きなのですが、中部山岳の街で初めて見て、知った、「木槿」は、花の形も色彩も派手でないのが気に入って、それに健気に暑さや雨に負けない姿が、何かがああって励ましを受けてから好きになってしまったのです。ベランダに植えるには、大きくなる花木ですから、ちょっと無理だと分かって、散歩で見つけています。
道のべの 木槿(もくげ)は馬に くはれけり
芭蕉が、そう詠んでいます。木が3、4mにもなる高木だから、芭蕉は、それを強調しているのでしょう。栃木県南の野木町(栃木県下都賀郡)に、この句碑が残されている様です。
ソウルには何度か出掛けて、研修会に参加したことがありましたが、大韓民国の「国花」だと言われていますが、一度も見掛けたことがありませんでした。平安期に、朝鮮半島を経由して日本にも入って来たのだそうです。今日は散歩の途中に、足を止めて見入ってしまいました。また励まされました。わが《激励花》です。
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